Diary 2005. 5
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5月31日 (火)  金子みすずの里

一夜をかけ本州の果て、山口県長門市仙崎まで車で走ってきました。
仙崎は童謡詩人金子みすずの世界です。

早朝仙崎港に着き朝食、『みすず食堂』という看板に引かれ交渉開始・・・
「30分待ってもらえれば準備します」
その間街中をぶらぶら、朝の7時中年男8人が妙にハイテンションでカメラをぶら下げ徘徊、軒先を掃除する方々からは異様な光景に映ったことでしょう。
食堂のおじさんは
「それは疲れたでしょうと・・」
3品も4品も余分にサービスとイカやかまぼこ取れ立てのチリメンじゃこと次々と運んできてもらい、ラッキーな朝食、しかも
「少し休ませてもらっていいですか?」
食後、お座敷で横になり仮眠まで取らせてもらいました。

さあ、一息ついて『みすず記念館』・・・・
なんと『休館日』の立て札、「え!」一同呆然。
月に一回しかない休館日に当たってしまいました。
しかし、700q一睡もせず走ってきた私たちはめげません。
正面の自動ドアに少しの隙間、チョット力を入れ開けると開いてしまいました。
声を細め「こんにちわぁ〜」と言いつつ、厚かましく館内へ侵入成功。
館内はメンテナンスの電気工事屋さんが梯子を持って歩いています、そのために館内全照明ON、ラッキーでした入館料も払わずこっそり観てきました。

そのあと、みすずの墓所のある遍照寺へ、門前には花輪が並び
「あちゃ〜、葬式か?』
ご住職も忙しそうであまりお話を聞くことができず、ちょっと残念・・・・

気を取り直し、車に乗り青海島へ。
ここには西円寺といって江戸時代から始まった世界最古『日曜学校』発祥のお寺です。
金子みすずもこのお寺の近くに親戚があり、船に乗りそこへ行ったと時はこの日曜学校に参加したといわれています。
浄土宗のお寺で、だいぶ私たちとは違うお寺の形態でしたが、まだ、とても若い副住職さんが、「初めてお寺のいわれをおお話しさせてもらいます。」
と言われましたが、長い伝統の中に今も息ずく念仏の世界、とても良い話を聞かせてもらいました。

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5月30日 (月)  第一回目の連研がありました

今日は中川北組の連研がありました。
先日来難儀をして作った、連研テキスト無事参加者の手元に渡りました。
中川組北組の連研も第9期を迎えます。私が首を突っ込んだのは6期目後半から、それ以前は履修者名簿もないくらいのアバウトさ、当初チョットびっくりしましたが、せっかく各お寺から選ばれて来てくださるのです、少しでも充実感のあるものにしたいと関係ご院さんとやって来ました。
今期は申込者が39名、今日はそれぞれのご都合か32名が午後7時半、会場寺院となった山口の祐国寺さんへ集まってきてくださいました。
組内のご院さんは4名とチョット寂しかったですが、これから2年間、阿弥陀様の48願を学びながら、現代の生活の中に起こる様々な問いを語り合っていきたいとお思います。
連研が済み、今日の夜中からは3日ばかり山口県長門市の金子みすず関係や大分の豊前学派のお寺を参詣するという旅に出ます。
ネットが繋がったら折々でまた雑記にアップします。

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5月27日 (金)  連研ノート完成

24日の真宗講座が終わってから、必死で取りかかっていた中川北組第9期連研のテキストが完成しました。
少しでも参加したご門徒に意義有る研修会にしたいと、組長さんと連研部長の祐国寺さんと相談し、今期は大経の48願を学びながら進めることになりました。
原稿は祐国寺さんが書き、それにルビ振りやレイアウト、そして印刷製本が私の仕事。
総ページ90頁、朝から輪転機を回し続け夕方やっと60冊のテキストの形となりました。
ただ、60部以上も印刷しましたが、なしのつぶてのお寺もあり、参加者が少ないようだと組長さんからの報告、チョットガッカリです。
組内には普段大きな顔をしていてもご教化はさっぱりのお寺もあります。まあ、それぞれのご住職の資質でしょう。
ともあれ、参加してくださった方に、来て良かったと感じてもらえる研修会にすることが、私のつとめと言い聞かせ落丁・乱丁が無いよう黙々と単純作業に精を出した1日でした。

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5月26日 (木)  襖修理

今年の春は異常に乾燥しました。
そのせいか本堂の大きい襖の紙に亀裂が入りました。
まだ4年ほど前に、完全修復したのに一体どうなっているのでしょう? と、当時修復をした業者に問い合わせたところ。さっそくトラックでやって来ました。
しばらく襖を預かりどうして本紙に亀裂が入ったのかじっくり検査してから、直しますと最敬礼でした。
100年以上ご門徒さんに親しまれてきた鳳凰と孔雀の大襖しっかり修理してくださいと頼み、トラックに積み込んでもらいました。


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5月24日 (火)  第19回真宗講座開催

5月終盤にしてはチョット肌寒い1日でした。
19回目を迎えた真宗講座たくさんのお参りの中無事終わり、安堵。
今回のご講師若林先生のお話は、私も初めてお聴聞しましたが、ホントに素晴らしいお話で、あるがまま救われていく浄土真宗の教えしみじみと聞かせてもらえました。
お参りの皆様も笑いと涙の中に、浄土真宗の門徒で良かったと喜びを胸に帰路につかれたことでしょう。

※この模様は「行事アルバム」で紹介します。ただ、行事が続き住職疲労がピークに来ています、少し時間をください。

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5月22日 (日)  初参式

心配した雨もたいしたことなく無事初参式が行われました。
今年度は27名の申込みでしたが、3名の赤ちゃんが体調が悪く欠席、その代わり突然参加の赤ちゃん一人、合計25組の親子連れで本堂はごった返しました。
しかし、本堂に若いお父さんやお母さんに抱かれた赤ちゃんが一杯、賑やかこの上なくとても良いものです。
今回も初参式の寸前まで外回りの法要があり、最後の段取りの前に既に沢山の方が来ておられパニクッてしまいました。

この式を手伝ってくださった仏教婦人会の役員さん、特に会長さんには祝辞を頂こうと思っていたのに、プログラム飛ばかしてしまいました。
会長さんゴメンなさい。

いつもの事ながら、カメラマン・進行役・お勤め・ご法話とあせりながらのことで、この初参式だけは終わった後は汗びっしょりになっています。

けれど、一生一度のことですこの子達が大きくなったとき、このときの写真を見ながら、仏さまの話が出来たらと思いながら、楽しく行える行事です。

※この模様は行事アルバムで紹介します。お楽しみに。

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5月21日 (土)  初参式準備

まだ日にちがあると思っていた5月後半。もう明日には初参式。
今日もお参りの合間、少しでも時間があると事務所で筆を取り初参式で赤ちゃんの手形を押してもらう用紙への名前書き。
申込みが全て出揃ってからと思い、いつもギリギリでの作業です。
今年は27名の赤ちゃんの申込み、赤ちゃんの名前を書きながら年々、どうやって読むのやろう?
結構難しい漢字が増えてきたような、私は元来の悪筆ですが住職を20年近く務めると、とっくに開き直っていますが、さすがに初めてのお参りしてくれる親子、字を間違えないよう結構真剣になり、肩こりになります。

本堂のデコレーションや看板の準備も何とか間に合いました。

明日の昼すぎには、この本堂に赤ちゃんの泣き声が響き渡ります。

楽しみなことです。

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5月20日 (金)  涅槃図が帰ってきました

修復のために表具屋さんへ行っていた釈迦涅槃図が3ヶ月ぶりに戻ってきました。
さっそく出来映えを見るために、玄関先で広げました。
表装も一回り大きくしてもらい立派な涅槃図となりました。

表具屋さん曰く、
相当長期間手入れがしていないようだったが、絵の具の剥落や虫食いが無く150年前の物にしては非常によい状態だった。
絹地も絵の具もとても良い物が使ってあり、正尊寺できちんと管理されれば、100年やそこらはこの状態が充分保て、その頃になると一段と価値が上がると思いますよ。
ご院さんホントに良い物を手に入れなさったね。
と、広げた涅槃図の表具の行程を話しながら褒めてくれました。

べつに、骨董的価値が上がることに対して興味はありませんが、毎年2月15日の涅槃会にこの軸をかけ100年間一体どれだけのご門徒が参ってくれることだろ。
数万人の人々の心にお釈迦さまの死がつまらぬ滅亡でなく、大涅槃として大きな意味を持ち、その時々を生きる方々の人生の支えとなる教えの発信となってくれる事を思うと一層うれしく感じたことです。



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5月17日 (火)  会議が続きます

昨日の午後からは岐阜別院で教区報『念仏の声』の編集会議。
今日は本山で昼前は少年連盟の養成委員会(各種研修会の運営についての会議)、途中退席しつつ少年連盟HPニューアルの為に業者との折衝と二股がけ、午後からは広報委員会(少年連盟機関紙の編集会議)と目まぐるしく動きました。

チョットお疲れモードです。



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5月13日 (金)  2回目の夜回り先生ビデオ鑑賞会

4月に行った夜回り先生こと水谷修先生のビデオ鑑賞会、各方面から是非もう一度という声があがり、夜本堂でまた行いました。
今回はピンクのスモック部隊はありませんでしたが、ご門徒の方や知り合いの知り合いなど40名ばかりで、見ました。
何度聞いても涙が出てきます。
今日も友人の奥さんが何人もおられましたが、講演が終わった瞬間帰られました、ご主人に
「ゆっくりして行かれれば良かったのに」
と声をかけたら
「涙で顔がグシャグシャだから、恥ずかしいので先に帰った」
とのこと、本物のお話はすごい。2回目の鑑賞会をしてホントに良かったと思いました。

そして、鑑賞会が終わってから、せっかく皆が集まるというのでテレホン法話の録音会も行い、深夜まで原稿の読み合わせと録音、ご苦労様でした。

ただ、深夜まで起きていた息子がニヤニヤしています。
いっしょに水谷先生の話を聞いていただけに、今晩は父親も母親も小言を言わないと感じていたのでしょう。
確かに、今日ばかりは叱りとばして育てるのではなく、息子をぎゅっと抱きしめて良いところをほめて育てなければ・・・・と、親としての反省中の気持ちが伝わっていたのでしょう。

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