Diary 2006. 7
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7月20日 (木)  青い頭

いよいよ来月に迫った息子の得度習礼。この時ばかりは頭を剃らなければならない。35年も前のことで私はもう忘れてしまったが、近々の経験者からは早めに丸刈りにして、日当たりを良くして頭皮を焼き皮膚を強くしておかないと、剃刀負けで青頭が血まみれになると、アドバイスされていた。

さすがに本人も堪忍したのか、今日学校帰りに床屋さんに行ってきたようだ。ただ、まだ未練があるのかバリカンでなくハサミで切ってもらったらしく、頭のてっぺんだけツンツンと髪が逆立ってクリッターのよう。

「何でバリカンで一枚刈りにしてこなんだんや?」というと。
「頭の中まで陽が入ればいい、行く寸前にはチャンと丸刈りにするでいいわ!」
と反論してくる。
ともあれあと10日間ばかりで性根が据わるか?ちょっと不安な親心である。

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7月19日 (水)  本山で会議

今日は広告代理店をはさみキッズサンガ手引書の検討会。基本コンセプトからプログラムにいたるまで僅か1日で詳細にわたる点検、頭がクラクラした。
だが、さすが広告代理店の社員、こちらの要望をどんどん具体的なレイアウトやデザインを答えてくる、一週間でもう一度我々の要望を取り入れた原稿を作り直してくると明言、餅は餅屋だなぁ〜感心した。

写真左下の紫色のお衣は、色付き布袍の夏バージョンを着た部長さん、クールビズでネクタイも外した会議の中で変に目立っていた。

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7月18日 (火)  心のゆとり

7月は思わぬ来訪者があったり、毎日が気ぜわしく過ぎている、しかも梅雨の最終章か毎日の大雨で気分まで滅入ってくる。
つくづく、ゆとりのない生活に追われている、とそんな時、玄関のガラス戸に思いがけない姿を発見。
かつてこの辺では絶滅したと思っていたが、ここ1・2年時々見るようになった。しかし、今日久々にガラス越しに見せたヤモリくんの姿は丸々と太っていた。
私のお腹と同じように、相当体脂肪が多そうで何とも親近感が涌いた、ツバメにヤモリ、蛇にムカデ、後者二種は苦手だが同じ屋根の下で暮らしているのだなとつくづく感じ、すこし心にゆとりを持つきっかけとなってくれた。

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7月15日 (土)  仏教と医療の橋渡し

昼間のジリジリする晴天から、ドンヨリ重たく時折雨粒が落ちてくる蒸し暑い夕刻、組内の法中が集まっておいでる。
第4回目になる中川北組同朋研修の公開講座の準備のためであるが、既に会場準備は終了している。
「何にもやること無いね」と残念そうだが、まだ月曜日に真宗講座をしたばかりだから、準備は整っていると説明し、ご講師の到着を待ちながら縁でまったり時間を過ごしてもらった。

今回の公開講座は「老・病・死の現場から−仏教と医療の橋渡し−」というテーマで、大分県の田畑正久先生をお招きしての研修である。
先生は年2回、長野県の大学へ特別講義のため行かれる、その帰り道に我が組へ講演に来てもらうことができた、何ともうまく事が運んだ。

先生を囲み組内法中と夕食、その間にも本堂へは次々とご門徒が集まってくる。名前を書いて受付をし、定刻には200席の腰掛けほぼ埋まった。

私の予想ではお医者さんが仏教やお念仏の話をされると思っていたが、お話を実際に聞くと、念仏者がお医者さんをやっておられる。
あっという間の1時間半の講演、私も集まった皆さんも死ぬ行く人生から、死なない人生のありようおおいに頷かせてもらった。

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7月13日 (木)  梅雨明けはまだかいな?

税務調査が一日早く済み、時間が出来たので夏の行事の買い物に走った。
クーラーの効いたお店から外出た瞬間、くらくらする暑さ、昨夜の熱帯夜で睡眠不足の身体には応える。早く梅雨明けしないだろうか・・・・

夕方からは別院で岐阜教区サマースクール50年史の編集会議、このところ他の行事や出張と重なりひさしぶりの出席、資料や写真の整理などが進んでおり、かなり完成に近づいている。
担当委員さんの頑張り頭が下がった。
ただ、この冊子に掲載する原稿3本頼まれれているが手つかず、早く完成させようと張り切っている委員さんに申し訳が立たず、身が縮こまった。

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7月12日 (水)  プロの技

真宗講座が終わり一息つく間もなく、きのうから岐阜北税務署の財務事務官なる方が二人おいでになりました。

15年ぶりの定期(?)源泉徴収(お寺は宗教法人なので関係者の給与手当の税金を徴収し納める)状況の調査ということで、過去5年間のすべての帳簿類の点検。

蒸し暑い中、気もそぞろでお参りにまわり、帰ってくるとお座敷に直行、一方はひたすら帳簿を繰り書き写し、もう一方は持参の小型複写機でコピーとり、思わず「デジカメで撮ったのではダメなんですか?」と、尋ねたら笑い飛ばされた。

近頃は資料のPDF化で事務所がすっきりしただけに、税務署さんの倉庫にはどれだけの資料が溜まっているのか見たくもなった。

しかし、山のような資料の中から、不備な領収書や記載日付の間違いなど次々質問がふってくる、さすがプロの事務官さん目を見張る技には頭が下がった。
こちらは1年以上前のことはサッパリ忘れてしまっており、一瞬凍り付くこともあったが、記憶の糸をたどりながらお答えし、お寺とは如何なるものか知ってもらいたいと、ご法義のことなども話しながらフレンドリーな時間が過ぎた。

当初は3日間の予定であったが、必死の協力の甲斐あって「明日は署の方で整理しますから、もう資料片付けておいて下さい」と、帰って行かれた。
お二人の財務事務官さん、立ち会ってくださった税理士さん、そして坊守に私、皆にお疲れさまでした、と言いたい気分である。

※財務事務官さん「写真はこまる」と言われたので、ぼかしました。

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7月10日 (月)  第26回真宗講座

蒸し暑い一日だったが26回目の正尊寺真宗講座が開催された。
今回は縁に並べた椅子までいっぱいになり、住職としてはヤレヤレ胸をなで下ろした。

仏事作法のプレゼンではきのう行った高岡の写真も使い、浄土真宗新興勢力のS会やカルト宗教についての話、短い時間での説明ではちょっと難しかった、かも?

本物に接すれば偽物は必然として見破られるというスタンスで考えていたが、アンケートでも何件か質問があり、新宗教やカルト宗教について一応の予備知識も必要かと思い今回の題材に選らんだ。
やっぱり現実はしっかり伝えておくべきだと、その反応から感じた。

今回のご法話は、山口県の藤岡道夫先生、深川和上に40年近く側で教えを受けてきたと言われるだけあり、阿弥陀様の世界、笑いの中にも確かなものを聞かせたもらえ、私にとってもご参詣の者も良い一日を頂いた、満足感を味わえた。

※この模様は行事アルバムで紹介しています。
http://www.shosonji.or.jp/new/06-07kouza/06-07kouza.htm

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7月9日 (日)  仏教壮年会の研修旅行

朝7時、傘をさし山門前に集まってくる仏壮会員の顔はいまいち暗い、ドシャ降りのなか総勢20名富山県高岡へ向け研修旅行の出発。
だが、美濃から郡上へ高速道路を進むと雨はあがった、皆の顔もだんだん明るくなり、傘は終日ビニール袋の中で蒸れたまま開くことなく済んだ。

伏木の勝興寺ではボランティアガイドから説明を受け、越中の本願寺勢力について皆さん納得。七不思議の一つと言われる隕石の前で石をたたきながら、あぁやこぅやとやっているとき、現れた新たなボランティアガイドまた親切に説明をしてくれる。
説明が終わり門徒推進員研修を受けた会員が、
「あれ・・・?」・・・「あぁ・・・・!」
と顔を見合わせながら驚いている。本山の中央研修で同期の人だったようで、奇遇な再会でまた話が弾んだ。

勝興寺近くのお寿司屋さんで昼食をとり、万葉記念館に行き大伴家持が詠んだ万葉の世界に浸ってはみたが・・・、女性会員が
「わたしらには和歌は似合わん、ほかのお客さんみんな上品そうやった」
「正尊寺仏壮は和歌よりお念仏!」と、一同爆笑。
二上山から小矢部川の蛇行を眺め、雨晴海岸を車窓に氷見漁港でお土産を買い込み、帰路につく。

帰りのバスではサービスエリアで仕入れたビンゴカードでさっそくゲーム、かける景品とて無く、1回100円の参加料でトトカルチョ。
「ビンゴ一番乗りの人は明日の真宗講座のお賽銭にそのまま持ってくるように!」
と、たいそう盛り上がり、夜八時半に無事帰ってきた。

みなさん、お疲れさまでした。

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7月6日 (木)  野辺送り

山あいのS地区での葬儀、亡くなったおばあさんの遺言で久しく途絶えていた土葬であった。
野辺での葬儀の名残を色濃く残した手作りの野辺送り、こんな光景はもう滅多にないと思い写真を撮ってもらっておいた。

礼服にワラジという少し滑稽ないでたちの孫たちが、消防ポンプ車を黒塗りに改造した簡易霊柩車を引く。
その後には色紙で作った天蓋や灯籠に旗、香炉や花筒など様々なアイテムが親戚中に割ふられ続く。
曾孫たちがその列のまわりを走り回り、私にもちょっかいかけに来る、「ちゃんとお焼香できたね、えらかったね!」と声をかけると嬉しそうに「ウン!」と答える。
なんとも、のどかでイイ感じの葬送、こんな風景はもう出会えないだろう。
今の葬儀はどこでも業者が段取り、セレモニーとして整然と流れていき、味わいが無いように感じていただけに、米寿でお浄土に還られたおばあさん、感謝したひとときだった。

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7月5日 (水)  行ったり来たり

今日はけっこう雨が強かった、京都に向かうのに電車にしようと思っていたが、傘を持って歩くのは嫌だなぁと、羽島駅近くで気が変わりやっぱりインターチェンジに向かった。
エアコン不調のためウインドーガラスが曇ってしまうのは参ったが、ドアToドアやっぱり車が楽だ。

本山では少年連盟養成委員の皆さんが、集まり研修会の準備に余念がない。私はこれといって仕事はないのだが、お裏方様が臨席されるこの研修は緊張する。
全国から36名の坊守さんや若坊守さんが集まり、今回で13回目になる少年教化寺族女性研修会。お裏方様もこの研修会には期待をお持ちになっておられるようで、開会式のあと参加者一人一人とお言葉を交わされる。そのエスコート役はいつも私にあてがわれ、常日ごろがさつで下品な性分を取り繕わなければならない、これが私にとっては大変疲れることなのだ。

しかし、今回参加の皆さんからやる気が伝わってイイ感じである、外松太恵子先生の講義を聞き終わり、先生にお礼とお通夜のため研修途中で帰ることを謝りながら、夕方本山を後にした。

連チャンで京都と岐阜の行き来、通勤のような感覚になってしまう。ちょっと変だ!

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