Diary 2007. 2
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2月16日 (金)  岐阜教区は熱い

昨日、涅槃会が終わりダッシュで小法事を済ませ岐阜別院に入った。
午後4時招集の「拡大小委員会」と不思議な名前の会議、案の定1時間半ばかり遅刻となった。

遅参をわびつつ部屋にはいると、熱気を帯びた討論の真っ最中。岐阜教区でのキッズサンガを教区の組織の中でどう位置付け推進して行くかの議論だった。

本山で関わっている私としては、肩身の狭い話である。本来ならとうの昔に本山から具体的な指針が示され、それに沿って立ち上げていけば良いのだが、その指令書の制作が遅れ、まだ本山から正式に発信されていない。

「本山からの指示待ちでは何も進まん!」と、既に4年前から実働し成果を上げている岐阜教区の面々は、次年度の教区事業の中心に据るべく具体的な事業案や予算獲得のためのロビー活動についてどんどん話が纏まっていく。

お上や行政から下知されて始めて動き出す組織が主流の昨今、岐阜教区のキッズサンガに関わる人たちは「お寺を子どもの居場所に」という願いの為に自ら考え動き出している、明るい未来を見せてもらえた。

会議は済み夜遅く皆と夕食をとり、またまた熱く語り合い、気がつけば日付は変わっていた。


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2月15日 (木)  涅槃会

今日はお釈迦様が亡くなった日、ミゾレ混じりの雨が降る寒い一日だったが、準備万端で涅槃会(ねはんえ)をお勤めした。

本堂余間に涅槃図を掛けお飾りをし、持ち寄られた焚焼(ぼんじょう)の品々を並べ、お正信偈をお勤めした。
ご和讃をお勤め中、せっかくの涅槃会だからもっとお釈迦様のことを謳われたご和讃が無いかなぁ〜、などと頭の中で和讃の検索をかけてしまい、、一瞬何処を読んでいるのか解らなくなり焦った。

お勤めのあと、涅槃図の絵解き法話30分。皆さん真剣に聞いてもらえた。昨年よりはちょっとバージョンを上げた甲斐があった。

以上で1時間、皆さんにお茶やコーヒーを呑んで一服してもらっている間に、焚焼式の準備。
これは境内での行事ちょっとミゾレが冷たかった。

参詣者は向拝の屋根の下から焚焼式にお参り。内陣の灯明の火を運び点火、無事式は終了した。

今回の涅槃会は20数名の参詣者、この行事なかなか参詣者が増えない、焚焼の品々はけっこう有るのだが・・・・。
事前に届けられる分の方が圧倒的に多いのが残念。

だが、日頃から涅槃会へのお参りの勧誘は今イチ力が入らない。住職自らがお勤めしお話もするというシステムだけに、「絶対良いご縁だから参ってちょうだい」と自信を持って誘い切れていないからだ。

涅槃会を始めて5年、肉筆本物の涅槃図を掛けて2回目、新しい行事をポピュラーにするにはどうしたらよいか悩んだことだった。

涅槃会の行事アルバムも御覧下さい。↓
http://www.shosonji.or.jp/new/07-02nehan/07-nehane.htm

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2月12日 (月)  一息つけない

ヤレヤレ、パニクリ状態の連休も終わった。
一息つきたいところだが、そうもいかない。15日の涅槃会(ねはんえ:お釈迦様のご命日)まであと2日、昨年反省したまま手つかずだった涅槃会絵解きプレゼンをさわりだした。

去年よりは完成度をあげようとさわっていると、ややこしくなってきたが、だいぶお釈迦様の涅槃が意味するところ解りやすくなってきた。

住職も頑張ってます・・・・2月15日午後2時から・・・・ぜひお参り下さい。

法要のあと境内で焚焼式(ぼんじょう:年回通知や位牌、使わなくなった経本や打敷などのお焚きあげ)をします。他宗派や神様の物も燃える物なら何でもokです、年1回この日にお参りがてら持って来て下さい。

去年の涅槃会アルバム↓
http://www.shosonji.or.jp/new/06-02nehane/06-nehane.htm

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2月11日 (日)  アットホームなセレモニー

今日は本堂で葬儀があった、正尊寺の本堂が会場になるのは久しぶりのことだ。

ご当家の家庭の事情で、内々で葬儀がしたいからということでお貸ししたのだが、葬儀社は門前の看板と司会だけ、葬儀壇は設けずいたってシンプルで何ともアットホームで良い感じのセッティングとなった。

金曜日から二晩、入れ替わり立ち替わり本堂の狭い落ち間に身内が集い、夜伽から掃除まで献身的に親を送り出す準備を整えての今日だった。
ほんの身内だけでの予定のようであったが、故人の人間関係から大勢の会葬者があり本堂は一杯になった。

リン叩きは日曜日でブラブラしている新発意の息子を起用(まだ法務員さんは病欠)、本人はいたって不服そう・・・
「親の前は良いけど、門徒さんの前ではシャキッとせぇよ!」とたしなめたが、いまいちやる気モードには入らなかったのが、残念。

すべてが終わって、坊守と「今思構想を練っている庫裏ができれば、こんな形の葬儀などもっと気軽に受け入れられるのに・・、建設予定を早めようか・・・」
などと、考えさせられた日曜日だった。

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2月9日 (金)  スムーズなセレモニー

最近は郊外にも多くの斎場(葬儀専門のホール)が出来てきた、快適にエアコンが効いて、制服を着た女性からお茶の接待を受け、スリッパを履きスムーズに葬儀が進行する。

今日もその一つ岐阜市の南外れにある葬儀会場に赴いた、ぴっちり時間通りに開始終了、未だ法務員さんが病欠中手間不足で法務は大わらわ状態の私は助かったが、何ともスムーズすぎて味気なく感じてしまう。

今日の葬儀の地区は、町内でなく苗字一統で取り持つ習慣のところ、かつては準備や煮炊きから火夫まで分担し喧騒の中での葬儀であった。
そんな記憶があるだけに、セレモニー社員以外はすべてゲストとして、何のトラブルもハプニングもなくマニュアル通り時間が流れていくことへの何とはなし寂しさを感じるのだろう。

スムーズであればあるほど、我々僧侶もアイテムの一つと化していく、それはそれでしかたないけれど、身内や知人の死を通し仏法に出逢って貰うきっかけとしての葬儀の意義も希薄になって行くような・・・


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2月8日 (木)  春が早い・・・

今年は雪もなく暖かな日が続いている、当地の名産富有柿も早々と剪定や皮むきが終わっている。

今日も法林寺地区へお参りに行くと、高圧水洗浄機を使い革質化した古皮をはぎ、ツルツルで綺麗な幹になった柿の木が畑を埋めている。

まるでもう春が来ているように錯覚するような、うららかな一日であった。

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2月7日 (水)  如月忌

今日は坊守が婦人会役員さんと京都へ行った。
2月7日は九条武子さまのご命日、毎年本山では仏教婦人会が中心となってご命日法要如月忌(きさらぎき)が勤まる。今年も役員幹部でお参りした。

法務員の鈴木くんがドライバーで行くはずだったが体調を崩し病欠、私も午前午後とご法事で動きが取れない、西蔵坊の坊守さんをお誘いしたらドライバーを買って出てもらずっと運転してもらったようだ。

天気も良く1200人の参詣者で総御堂は満堂、良いご縁であったようだ。

西蔵坊さんのblog↓
http://pochi21.exblog.jp/d2007-02-07


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2月6日 (火)  福岡にて

今日は1日自由時間ができた。
せっかく福岡まで来たので、こちらの方にあるお寺の庫裏を見学することにした。昨日の集中会議でギックリ腰になったM月副理事長が、腰痛をおして骨医者にかかるまでの時間、運転をしておつき合いしてもらえありがたかった。

午前中に伺ったのは福岡の隣古賀市にあるT泉寺さん。坊守さんが応対してくださり、新築したばかりの庫裡会館隅々まで見せてもらえた。100冊以上の建築の本を読み、設計士を伴い京都まで何度も足を運んだという設計、随所に「ヘーェ!」と唸らせる苦心のあとを堪能させてもらえた。
M月さんがお勧めの通り、限られた敷地に門徒教化を最優先に工夫された庫裡、まだ香るサワラの木の香りと共に記憶に留まった。。

午後からは、博多駅から長崎本線に乗り佐賀県へと一人向かった。
ハウステンボス行きのお洒落な特急電車で1時間余、武雄温泉駅に着きタクシーでS法寺さんへと向かった。

このお寺、佐賀教区でも屈指のお寺とは聞いていたが、スゴかった。
5年前に落慶した庫裡全体のコンセプトは本願寺の国宝飛雲閣、大広間は白書院と同じスケール、あまりの豪華さに、これは参考にならないかなとたじろいた。
だが、見えないころに住職さんや坊守さんのアイデアが光っており、大いに参考にさせてもらえるところがあった。

今日おじゃましたどちらのお寺も日曜学校をしっかりされている、やっぱり教化活動をしっかりやっておられるお寺の姿勢が、その建築物からも見て取れたことがほんとう嬉しかった。

正尊寺も限られた敷地と予算のでの新築、もっともっといろいろ素晴らしいものを見て考えなければと、思い新たにさせられた福岡出張だった。

帰り際、福岡空港で夕食をとり九州最後の焼酎を呑みまたっりし、喫煙所を探して一服していると、館内放送で私の名前が呼ばれている。
汗をカキカキ早足でゲートに付くと、「まだ10分有りますから、大丈夫ですよ (^_^) 」と微笑まれたが、 最後の一人だったらしい。
チョと格好悪い九州のフィニッシュだった。

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2月5日 (月)  博多で会議

今日は博多に来ている、といっても遊びに来ているわけでない。
少年連盟の教化DVDの制作会議のためで、企画に時間と経費がかからないようにと、西日本の委員さんが中心となっているだけに、今回の会議も交通経費節減と忙しい委員さんの時間調整の結果、博多にある福岡教区の会館会議室で行われた。

福岡教区には別院は無いが、市街地の一角アメリカ領事館近くに近代的な会館が建っている。
その中のいい感じの会議室で終日企画会議、今年度中(あと2ヶ月しかない)に企画を作成し来年には撮影編集と、時間がないだけに皆焦りながら原案を煮詰めていった。

始まりは理想と現実の狭間で雲を掴むような話だったが、夕刻にはおよその企画案がまとまって、やれやれ。

夜には玄界灘のおいしいお魚もついでに賞味させてもらえ、ちょっと嬉しい遠方会議だった。


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2月3日 (土)  スカッとしない

今日は暦では節分、冷え込んだ。
少し山間部は日の当たらないところではうっすら雪化粧だったが、市内は澄んだ空気の快晴だった。
夕刻長良川左岸堤防を下っていると、金華山の岐阜城が夕焼けのなかイイ感じのシルエットを見せていた。

だが、私の目と鼻はどうも調子が良くない、涙と鼻水で何となく顔が気持ち悪くぼ〜ぅとしている。
インフルエンザ?と考えるが、どうも風邪の症状とは違う、花粉症だろうか・・・・?
まだ、そんな時期じゃあないだろう、根性と気合いが足らないに違いない。
「お医者さんで看てもらったら、すぐ分かるよ・・」という坊守の進言をあえて無視し、一杯飲んで気合を入れた。

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