Diary 2004. 11
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11月18日 (木)  解禁日

夕方、お参りを済ませ寺に戻りましたら、坊守が「名古屋のご門徒さんから、こんなのが送ってきたと」食卓に一本のワインを持ってきました。
そうか、車で走っているときにラジオで盛んに話題にしていた”ボージョレヌーボ”というワインの新酒か。
今日、日本で世界に先駆け販売開始と言っていたのに、今日うちまで届いていることにちょっと疑問を感じつつ、ともかく新酒だからすぐ呑まねばとお思い早速呑んでみました。
さっぱりとした喉ごしで、あっという間に飲み干してしまいました。
そして、そのままお炬燵にはいってうたた寝、気持ちよくリフレッシュさせてもらえました。
ご門徒さんの心遣い、感謝感謝の、解禁日でした。


11月14日 (日)  ボーリング大会

今日は夕方から仏教壮年会のボーリング大会が行われました。
毎年11月は親睦兼ねての楽しい一時でした。
午後6時に本堂集合、一緒にお勤めをしてからの出発となります。
夕食は近くの料理屋さんで、今回は初めてカラオケ屋さんの宴会場での会食でしたが、昨年から飲酒運転をしないと言うことで、飲み物はお茶、カラオケを歌う人は誰もいませんでした。
真正のボーリング場に付くとさすがに日曜日、ゲームの順番を待つ人も大勢いましたが、壮年会で予約した5レーン分は既に参加者の名前がTV画面に映し出され、ゲームをするばかりになっていました。
一人2ゲームだけですが、私を含めほとんどの会員は1年一度のボーリング、しかもだんだん高齢化、投球フォームが定まった頃には、疲れが出てきます。皆スコアーより童心に帰り大騒ぎの1時間半ばかりでした。
ゲームの後会長から、今回のボーリング大会の賞品代は、新潟地震の義援金にしたとの報告があり、皆さんから拍手があがっていました。
ちなみに優勝したのは、最年長の林さん(ボーリングの球を投げている方)、商品はないけれど持ち回りのトロフィーを受け取り満面の笑みを浮かべておられました。

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11月11日 (木)  新潟震災ボランティアの案内

今日、別院からたくさんの案内状の入った封筒が届きました。
その中に、災害救援ボランティアの募集要項が入っていました。【画像をクリックすると募集要項が見られます】
毎日のニュースでこれから冬を迎える被災者や被害の模様を見るたびに、心痛みます。
そんな中この募集要項を見て、私にも何かできることがあるならボランティアに参加したいなぁ、と思いはつのります。
けれど、年末はビッシリお取越のお参りがあり、3日間の時間を空けることはとても出来そうにあありません。
申し訳なく思いつつ、もしこのHPを見られたご門徒さんの中に、時間と体力にゆとりのある方がおられましたらと思い、紹介させてもらいます。

希望の方がおられましたら、正尊寺にメールいただければ詳細ご説明します。
直接岐阜別院にお問い合わせいただいても結構です。
岐阜別院電話 058−262−0231

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11月9日 (火)  阿部先生のお話

今日は午前に忌明けのご法事、そのあと岐阜市街のお取越。
午後3時から2時間半だけ時間を空け別院で行われていた、布教団の研修会に参加しました。
この研修会の講師は、来年4月の真宗講座に来ていただく予定の阿部信機先生です、仏教の根本思想「縁起(えんぎ)」についてしっかり講義を受けました。

今世界を揺るがす、キリスト教原理主義vsイスラム原理主義の戦争から仏教の立場は、縁起でありキリスト教やイスラム教のように絶対神をたてない。
つまり、すべての物事は関係によって成り立っている、
この現実の娑婆世界があるから浄土がある、善と悪、生と死、別物ではない。
私の苦悩があるから阿弥陀仏の救いがある。
母親と子どもは同い年である、子どもをさずかった時はじめて母と子どもの関係が成立する。と
とほかにも沢山の喩えで解りやすく説明され、なるほどと、ちょっと仏教の立場とイスラム教やキリスト教の根本的違いがはっきりしました。
必死でお取越参りをし、時間をこしらえ参加した甲斐がありました。

この雑記帳の中で、私のボキャブラリィで今回の講義を全て説明するのはちょっと無理です。
そのことについて、詳しく領解したい方は、来年4月20日真宗講座に来られますので、是非その時においで下さい。

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11月8日 (月)  トップページ変えてみました

トップページの雰囲気を変えてみました。
いかがでしょう、掲示板へのご意見お待ちしております。


11月7日 (日)  おりべ祭り

今日も無風快晴。
毎年11月第1日曜日は旧本巣町の商工祭+農業際+文化祭をひっくるめた形の「おりべ祭り」がお寺のお隣市役所前の広場で行われます。
【戦国時代の武将で茶人の古田織部生誕の地が本巣町であるらしく、村おこしの一環で行われるようになった。】
昨年の開催時に、商工会長が「来年は市になるから、今年が最後かも」とおっしゃっていましたが、今年も盛大に行われました。
このイベントの目玉は、古田織部や戦国武将が馬や輿にのり京都時代祭のミニチュア版と言った形で、正尊寺境内からイベント会場までの武者行列です。
着替え会場となった本堂には前日から小道具が運び込まれ、朝には境内の木々に馬が何頭もつながれ、行列にでる人達でごった返します。
ただ今日の私のスケジュールはハードで、9時半・12時・2時と3軒のご法事、昼食抜きで走り回りお寺に立ち寄った頃はもう後片づけの仕上げ時でした。
坊守に写真を撮っておくように頼んでおきましたが、イマイチ私の思いが伝わっておらず、お寺を中心とした古田織部殿様行列の全景は写っていませんでした。残念!
それどころか、うちの新発意がシャキッとしておらず面目なかった、子どもを叱りとばしていました。
殿様行列の先頭は。本巣中学校の剣道部が勤めたそうで、本堂で衣装に着替えるときや行列の体形を整えるときの息子のやる気の無い態度が目に余ったそうです。
中学2年にもなると、なかなか親の思い通りにはならず、厄介なことです。

ともあれ、関係各位の皆様大変ご苦労様でした。

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11月6日 (土)  7000カウント

おかげさまで、このホームページも7000カウントを達成できました。
多くの門信徒の皆様からお立ち寄りいただいておりますこと感謝しております。
現在の形にリニューアルして1年ちょっと経ちました、現在トップページの装いを新たにしようと奮闘中です。楽しみに待っていてください。


11月5日 (金)  北山のお取越

今日は弁当持ちで朝から北山(旧美山町の最北端)のお取越に出かけました。
朝から快晴、今日は気持ちが良いぞと心弾ませ約40q山間の細い道を颯爽と走り、美山町円原につきました。
おや?
毎年この時期、神崎川のせせらぎに覆い被さるように赤や黄色の落葉樹のトンネルが出来ているはずなのに、何かさみしい。
遠く山々を眺めても、色づきがない。
正尊寺最北端でのお取越、ご門徒の奥さんと話に話を聞くと、今年はナラなどの木が夏うちに枯れてしまった、川縁の欅なんか色も変わらず枯れて落ちてくる、変な年や・・・と話される。
せっかくカメラまで持ってきたのに、ガッカリでした。
奥さんの話では、おんさった途中の茶畑にクマが出て大騒ぎになった、神崎や日原でも何回も出とる、そうだ。
お勤めが終わり帰り道では、せっかくデジカメがあるのだから、クマか猿でも出てこないかな?と回りをキョロキョロしながらゆっくり走らせてきたが残念ながら、何も撮ることは出来なかった。

3枚目の写真はかってイワナやアマゴの養殖場だったところに、立派な貯水槽ができ稼働していた、日本一といわれる伏流水を汲み上げ、美山全体に供給する水源なのだそうだ。

山間部からちょっと開けたところを走っていると、下校途中の小学生に出くわした、「カラン・コロン」鈴と言うより空き缶をタタキながら歩いているような、車を止め子どもに聞くと、クマが出るといけないから全員、鈴を付けているとのこと。
ランドセルにぶら下がった鈴、そしてその横には黄色のカプセルのような物が付いている、「これは?」
「変な人が来たら鳴らすブザー」

クマは山の食べ物が無くしかたなく食物を探しに人里に近づいているのです。
しかし、このブザーに撃退されるのは一体なんだろう。こんなのどかな山村でも防犯ブザーを待たせなければならない、情けない気持ちになりました。

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11月4日 (木)  ありがたいご門徒

今日は岐阜の街中のお取越に回りました。
その中の一軒、大正生まれの奥さんが一人で暮らしておられるお宅におじゃましました。
お勤めの前にいろいろ話をするうちに
「ご院さん、来年の報恩講のお取り持ちはどこですか?」と訪ねられました。
「来年は最初に戻るので、本巣市北部の外山の方々ですね」
「やっぱりそうですか、そろそろそんな時期かなと思っていました」
来年47回忌を迎えるご主人の出身が外山だと言うことで、7年前の報恩講のとき外山の方々にまじってお取り持ちとして働いておられた姿を思い出しました。
「今のところ元気なので、来年の報恩講はお取り持ちに行かせてもらいます。ええわねぇ!」
と嬉しそうな顔でいわれたとき、私も思わず頬がゆるみながらも目頭が熱くなりました。

近年、取り持ちがかなわぬから、報恩講も土日の2日間だけになった、などという話を耳にしたこともあります。
そんな時代にあって、80代半ばになろうとしている方が、地区外で要請も依頼もしていないのに、自ら進んで報恩講のお取り持ちに行かせてもらいたいと頼まれる、しかも1時間に1本も無いバスを乗り継いで来ると言われる、こういう方々に支えられているのだなぁ、つくづく思い知らされつつ、すがすがしくお正信偈を二人で唱和しました。



11月1日 (月)  下陣香炉来たる

今日から11月、1日目一杯お取越を勤めるよう段取ってあったが、昼間の3軒の方が都合悪くキャンセルの連絡あり。
久々に正午には寺へ帰りゆっくり昼食をいただき、一服が出来ました。
しかも、タイミング良く京都の仏具屋さんから電話が入り「ご注文の香炉が出来上がったので持って行きますが今おられますか?」との連絡がはいる。3時までなら在宅の旨伝え、小休止。

普通のお寺は龍が付いた重厚なゴッツイ下陣香炉(お参りの方がお焼香する香炉)が一般的ですが、正尊寺のように行事の多い寺はあれをその度に動かすことは、難儀だから下陣香炉は要らないと思っていました。
しかし、今年6月に行った東京の築地別院の本堂にあった香炉を見たとき、これなら一人で動かすことも出来るし、良いなぁと思っていました。
そんな折りの9月始めご門徒さんから本堂のお道具を寄進したいとの申し出があり、早速京都の仏具屋さんに築地別院の香炉の説明をしながら私の思いを伝え、オリジナルで作ってもらった香炉です。
現物が届き本堂に置いてみて、思ったより大きめでしたが、持ってみるとこれなら坊守一人でも充分動かすことが出来ると安堵しました。
蓮の花のような作りで、左右には蓮の蕾型の香盒(こうごう:お香を入れる器)も可愛らしく付いていて、愛嬌のある感じが素敵です。
これからは、本堂にお参りに来られたらこの香炉で焼香をし、合掌とともにお念仏を称えましょう。

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