Diary 2006. 1
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1月14日 (土)  報恩講第一日

やっぱり終日雨降り、心配したがたくさんのお参りで報恩講初日が始まった。

今日のお導師は師匠寺の福乗寺さん。
しばらく、同じ日に報恩講は勤まっておりお参りし合いが出来なかったが、日程を1月第3日曜日に変えられたので、今年から日程がバッチングしない時は参り合えるようになり、十数年ぶりに師匠寺さんに導師をしてもらえることになった。
ありがたかった。

昼時のお庫裏はお斎をよばれる人と、待つ人でごった返していた。
40名程のお取り持ち一生懸命接待してもらえ、なんとか報恩講第一日目無事に終わった。

上長瀬・古川・近在のお取り持ちの皆様、ご苦労様でした。

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1月13日 (金)  道具は使いよう

今日は早朝から谷汲下長瀬と大野町古川地区のご門徒がお寺に結集し、報恩講準備に追われた。
8年目に回ってくるお取り持ち、何度も経験した人も初めての人もある。

大鍋で初日分450個の丸あげを炊く、失敗するとチョット辛い。
普段見たこともないような竹で編んだ特別製の煮ザルの登場、焦げを作ることなく作業を円滑に進めた。

本堂の幕張も、高い所だけに慣れない人には大変。
先端に鍋蓋のつまみをネジ込んだ物干し竿が活躍する。鮎釣り名人は竿捌きが光っている。

お寺の行事、様々なアイテムとそれと使い、真心を込め奉仕してくださるお取り持ちによってはじめて準備が進むのである。

お取り持ちの皆さんご苦労様でした。


夜、雨が降り出した。
「お父〜ぅさん、階段ビチャビチャやぁ〜」
と息子が騒いでいる。
大雪で落ちてきた瓦のところから漏水だ、しかも場所が悪い、階段一面にポタポタと落ちてくる。
こんなところに、バケツや雑巾並べたら、つまずいて人も一緒に落ちてきそう。

階段のうえにビニール傘をさした。しかも逆さまに。
先端に穴を空け、先っぽから紐でバケツまで誘導路を作った。
我ながら上出来、漏水は全部バケツの中にたまり、足下すっきり。
道具は使いようだ!と自己満足。

明日からの報恩講、雨は夜だけにして欲しいものだ。


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1月12日 (木)  お華束盛り

今日は地元の方々によってお華束(けそく)盛りがされた。

昨日作られた丸いお華束餅を金串に刺し、それを台座につけ形を作っていく、根気のいる仕事だが、それを黙々と、しかも楽しそうに半日作業をされる。
おかげで今年も上等なお華束ができた。あとは明日のお取り持ちによる彩色と、本堂に飾るばかりだ。

お華束盛りのご奉仕の方々、今年も伝統を守ったお供えで報恩講を務めることが出来ます。ご苦労様でした。

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1月11日 (水)  おみがき&お華束

今日は報恩講準備に婦人会の方々が大勢奉仕に来られた。
まず本堂に集合し「おみがき」、半年の間に黒ずんできた真ちゅうの仏具を人海戦術で磨き上げる。2時間ばかりですべての仏具はピカピカに輝きだした。

その頃、庫裏の台所ではお華束のタネ仕込みも佳境にはいる。おみがきの終わった人は、きれいに手を洗い庫裏に集結。つき上がった餅を伸し板に延ばしくり抜きと形成作業。
これもまた人海戦術、庫裏中にキツツキが何匹もいるように、せわしなくコトコトという音が響き渡る。
お昼頃には大量のお華束ができあがり、形成版にきれいに並べられ明日のお華束盛りを待つばかりになった。今年は例年より少し多めに出来たようだ。
寒波の今年は日持ちがいいだろうという配慮か?偶然か?ともかく大勢の力で、たくさんのお華束を仏さまやしんらん様にお供えすることができる。
現代は合理化で何事も手間を省くことが良いとされる傾向にあるが、大切なな報恩講、手間そのものがお供えであると皆さん一生懸命である、ありがたいことだ。

すべてが終わり、婦人会の会長さんから挨拶があり昼食。いつものまぜご飯、これまた賑やかな一時でした。

★お華束の作り方
http://www.shosonji.or.jp/katudou/okesoku/kesoku1.htm


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1月8日 (日)  成人式

今日は長女の成人式。振り袖を着てはしゃいでいる娘を眺めることは、父親としてなんとも複雑だ。

結婚してもしばらく子どもが授からず、どうしたものかと考えた時もあったのに、あっという間に20年がたった感じだ。

今日は成人式から帰ったら本堂に一緒に参ろうと思ってはいたが、昨日の葬儀のお寺参りと重なり、その後慌てて法事に出かけてしまい、庭で写真を一緒に撮っただけ、住職としてなんとも情け無いことだった。

時間に追われると肝心なことを忘れてしまう。そうこうしている内に、人生が終わっていくような、我が心の余裕の無さを娘の艶姿の写真を見ながらあらためて考えさせられた。

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1月7日 (土)  日曜学校の始まり

この冬一番の冷え込み、うすら雪化粧の中、子供たちは元気に走ってくる。
新年最初の日曜学校、お楽しみ目当てかいつもより賑やかだ。

お勤めは、報恩講の前振り『しんじんのうた』新しく常備された椅子にみんな一人前に腰掛けている。
「はい、正座をちゃんとして・・・」という号令が出来なくなってしまった。

お勤めと、報恩講の歌の練習を済ませ、お楽しみ。
今回のお年玉は、福袋にした。中身を必死で覗こうとする・・・、福袋を覗いたり触らせないように勘考し、ステッキで取らせた。
「引っかけて重さは量ってよし」みんな興味津々。

来週の報恩講には必ず来るように、口酸っぱく言い含められながらも、うれしそうに紙袋をぶら下げ帰って行った。

15日の報恩講は午後1時半から子供たちや仏教婦人会・壮年会みんな集まっての法要、家族連れで是非お参り下さい。

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1月6日 (金)  正尊寺も報恩講に向け始動

今日は大野町八木の西光寺さんの報恩講参りに行った、きれい掃除された境内の中の本堂、五色の幕が雪に映えていた。
本堂の中は大勢のご門徒で一杯、足の踏み場もない。3日間の初日、しかも平日なのにこの熱気、日頃からの熱心なご教化がヒシヒシと感じられる。
負けてはおれない、いい意味での闘争心が涌いたことだった。

一方、正尊寺は朝から岐阜市西秋沢のご門徒が大掃除の奉仕に来て下さった。
庫裏のお斎場天上から畳までピカピカ、境内の残雪も軽トラに積み撤去、大勢の力で報恩講を迎える第一歩が終わった。

秋沢の皆さんご苦労様でした、報恩講にはゆっくりお参り下さい。

これから一週間、報恩講に向けて様々な準備に追われる日々が続く、今年は14・15日が週末にあたる、家族連れで一人でも多くの方々にご縁にあってもらわなければ。
西光寺さんに笑われないよう、この寒さに負けず頑張るぞ、と気合いを入れ直した一日だった。
ただ、願わくばもう雪だけは堪忍して欲しい・・・正直な気持ち。


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1月4日 (水)  報恩講参り

今日は仲良くしてもらっている、西蔵坊正蓮寺さんの報恩講。
いつもは法事や逮夜などで小忙しくおじゃまするのだが、今年は正月内臨時な事は何もなく、しかも今日の予定の法事がオーバーブッキング(来週の日曜日にも同じ家の予約が入っていた)で空振り。
安気にお参りさせてもらった。暇のついでに、急遽法話まで飛び入りでさせてもらった。
ご住職のお手伝いと思っていたのに、山門横の駒札に名前まで書かれて、これは安気でなかったが・・・・。

ともあれ、雪の双璧の間を本堂にぬけお参り、この辺りでは滅多にお目にかかれないロケーション、趣がありいい感じだった。

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1月2日 (月)  友、遠方より来たる

大晦日から今日まで30年来の友が家族でやって来た。
彼とは昭和52年2月、吹雪の北海道襟裳岬で知り合った。当時は私も元気がよかった、一月ばかり冬の北海道をリュックサックを背負いあてどなく一人旅の予定が、あちこちで仲間ができ珍道中にもなった。

下の写真は、ノサップ岬の流氷の上で、流氷カチ割氷ウイスキーでの宴会。
調子が上がり−18度裸で我慢比べ。若気の至り・・・・
今回、埼玉県からやって来たのは、その片割れの人物。

お互い50の大台、子供たちの冷たい視線を感じながら、酔う程に懐かしい青春時代の話に花が咲いた正月だった。

夜、8時間ばかりかけて家に着いたとの連絡、ヤレヤレ。

今年も明日からご法事に参らなければならない、たった1日だけのOFFタイムだが、なんだか充実した正月だった。

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1月1日 (日)  明けましておめでとうござます。

暮れから元旦にかけてはおだやかな日だった。

今朝10時には本堂に並べた150席きれいに埋まり、新年満堂でお勤めする正信偈なんとも言えない趣がある。
元旦に仏さまにお願いするのではなく、仏さまから願われていることの確認から始まる1年、こうして多くのご門徒と共にスタートいいもだ。

今年は150個用意した干支盃は一つも余らず、一瞬焦ったが子供用はガラスの盃で埋め合わせし事なきを得た。

年々増える元旦会の参詣者、少し形態を変えねば本堂に納まらない、正月早々うれしい悩みを抱えたことでした。

※この模様は、お屠蘇気分がぬけたら行事アルバムにアップします。住職のアルコールが抜けるまでしばらくお待ちを!

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