Diary 2006. 6
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6月18日 (日)  番犬きたる

午前の法事を済ませお寺に帰ると坊守が
「ごえんさん、ちょっと見て・・・」と、指を差す。
差す指の先には犬小屋がある、?中に何かいる
「オッ!犬もらってきたのか」
昨日の新聞で「子犬もらってください」という記事が出ていると言っていたが、行動に移したらしい。

「どう思う?」と言われ「メスか?あんまりかわいい顔しとらんな」と思わず答えてしまった。
まあ、大きくなればまた顔も変わるだろうし、一緒にいれば愛着も湧くというものだ。

名前はちょうど親鸞聖人750回大遠忌法要の計画がスタートしたことだし、親鸞様から一字もらおう。
「鸞:らん」→「ラン」と呼ぶことにした。

これからは庫裏の勝手口にいつもいます、「ランちゃん」と呼んで可愛がってやって下さい。

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6月17日 (土)  前進

今日は午後から臨時門徒役員総会が開催された。
今回は親鸞聖人750回大遠忌計画の賛否を問う総会だけに、70名近くの地区役員さんの出席があった。
本山・別院・正尊寺という三つ巴の懇志が上程されているだけに、住職としては気を揉まずにはおれなかった。

とくに正尊寺庫裏改築については設計図どころか見取図すらないアバウトの予算書、「具体案無しで寄付額だけ決めるのか?」と、地区役員さんから指摘され私も本部委員も一瞬凍り付いた。
しかし、それはけして反対の為の意見でなく、早く具現化すべきという意味合いからだと分かり、胸をなで下ろしたことだった。

多くの地区役員さんからは、既に話がまとまり後はいかに納入すればよいのかという質問ばかり。
厳しい経済状態の昨今、どの地区からも反対意見が出ることなく、5年後のご開山のご法要に向かい諸行事のスタートを切ることが出来た。

全てのご門徒が賛同してくれると言うことは、それだけお寺に期待がかかっているということ、その期待に応えねばと背筋をただした総会であった。

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6月16日 (金)  聴聞に明け暮れる

アドバイザー研修会最終日の今日は親鸞聖人の月命日、本山でのお晨朝で御真影(ごしんねい:親鸞様のお木像)に御門主さまがお供えされるお仏飯にいつもより目がいった。漢音小経(かんのんしょうきょう:漢時代の発音でお勤めする阿弥陀経)、黙って聞かせてもらった。

お晨朝が済み朝食をいただき、研修室に集まり今日もみっちり詰まった講義がはじまった。
今日は子どもへの法話について、教学研究所所長の森田真円先生からの講義を聞いた。
「金獅子の譬喩」から、価値を知っている大人なら金塊を渡せば喜ぶが、子どもは金塊のままでは喜んで受け取らない、それで子どもの好きな人形の形にして渡せば喜び大切にする。
仏さまの教えも同じ事だといわれ、子どもが受け取ってくれる譬喩や文例について教授してもらえた。

正午に研修会は終了し、それから3時間ばかりは今回の研修会のスタッフを務めた養成委員と共に反省会。手探りではじめたアドバイザー研修会様々な問題点が実際に行ってみると出てきた。
次回に向けて入念にプログラムの検討がなされた。まるでお聴聞のように、その会議の議論を聞きながら、次回にはもっと素晴らしい研修会になるだろうと思え嬉しくなった。


反省会が済み、目をこすりながら夕刻岐阜に戻り、荷物を車から出し其の足で岩利の正蓮寺さんの黄鐘会(おうしきえ)に出席、奈良の三木先生の御法話聞かせてもらった。
信心即行動、26年前に目から鱗が落ちる様に聞かせてもらい、今私の原動力になっているお話だった。

朝6時から午後10時まで充実したお聴聞の一日であった。
正蓮寺さんのblog
http://pochi21.exblog.jp/d2006-06-16

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6月15日 (木)  アドバイザー研修2日目

アドバイザー研修会2日目、目一杯に組まれたプログラムの上に、ご講師陣も熱が入り時間は押すばかり、ほとんど休憩時間もなく朝8時半から午後9時半までみっちりの研修、さすがに皆さんヘロヘロだ。
主催者への不満も高まるかと思ったが、さすがに今回の参加者は各教区の代表者、疲れよりその内容からモチベーションを高めているようで、やれやれだ。

午前の富田富士也先生の講義、2時間半一瞬の休憩も無く、こども達を取り巻く問題との関わりから、カウンセリングとは関わりを持つことであると言われ、仏教の縁起の話を聞いているように感じてしまった。
富田先生は聴講者の中に入り込み、全員にお寺がほんとうのサンガになって欲しい、その熱く語られる思い心にしみ込んだのは私だけではなかったはずだ。

午後からは中島宏先生のリクリエーションの講義、ネイチャーゲーム・クラフト・フランネルなどを通し、リクリエーションやゲームが単にお楽しみでなく、こども達の心の成長や仲間づくりになるような手法や意義をみっちり教わった。

オブザーバーとしてこの研修に身を置くけることの喜びを感じながらも、体は疲労を感じているのは歳のせいだろう。

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6月14日 (水)  考えさせれた一日

今日は焦りながらの移動と目の前に起こっている情況に参った。
朝一番の飛行機と名鉄電車を乗り継ぎ岐阜に帰り、待っていた院代さんの車に乗り岐阜別院で法衣に着替え、葬儀会場に入った。

昨年、跡取りが生まれたと嬉しそうに初参式に赤ちゃんを連れ参ってくれた、37才のお父さんが突然の交通事故で亡くなった、何とも辛いお葬式であった。
1歳になりヨチヨチと歩き回り、むずかる子どもを見ながらお経も詰まる思いをしながら、葬儀を済ませ、その足で電車を乗り継いで本山へ向かった。

今日から2泊3日でキッズサンガのアドバイザー研修会、開会式から遅れること2時間、外松太恵子先生の講義途中なんとか会場に入ることができた。
全国から集まった指導者60名ビデオカメラに邪魔されながらだけれど、真剣に先生の講義を聴いていた。

今日の1才の遺児、正尊寺からは3市町村も離れたあまりにも遠い所に住んでいる、とても正尊寺の日曜学校に通ってこれない、もし日本中の本願寺のお寺で日曜学校が行われていたなら・・・・そこを紹介できる。
弔辞のようにお父さんは遠くの世界で安らかに眠っているのではない、南無阿弥陀仏の仏さまの中に、いつもお父さんが一緒に居てくれること、日曜学校に通いお寺でしか教えてもらえない世界と出会い、きっと感じることができる。
外松先生の講義を聴きながら、つくづくそう思い、いっそうこのキッズサンガ計画を成功させねばと、しみじみ考えさせられた。

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6月13日 (火)  博多にて華燭の典

今日は福岡の博多に来ている。
いつもお世話になっている、海徳寺さんの娘さんがご養子を迎えられる華燭の典に招待を受けたからだ。
キァナルCITYという博多のど真ん中のハイカラな所で披露宴、昨年も博多には来たが九州一番の都会えらく活気がある、田舎者はマゴマゴしてしまった。

披露宴はとても盛大、才媛な娘さんのご学友である新門様ご夫婦までがアメリカから駆けつけておいでだし、大学の先生や先輩方がズラッと揃い目を見張た。
しかし、若いご門徒のさん達が手作りの衣装まで準備し『テントウ虫のサンバ』を歌い盛り上げる、聞けば結婚式準備委員会のメンバーとか、地に足のついた教化活動の姿を見せてもらえた。
お婿さんもとても立派な青年僧侶で、M住職これで後顧の憂い無く宗門のために活躍してもらえることだろ。

我が身に引き替えると羨ましいかぎりだ。私はお寺の緊急事態で明朝一番の飛行機で岐阜まで一時帰らねばならない・・・二次会も早々に引き上げた。

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6月11日 (日)  ウキウキの仏壮定例会

毎年6月の仏教壮年会の定例会は皆さんウキウキ気分。正信偈の講義もそこそこに、来月行う研修旅行の相談で時間が流れる。
今年は日帰りで富山県高岡の勝興寺参拝と氷見まで行く計画、皆さん今から楽しみのようだ。

「○○さん、普段の例会ぜんぜん出てこれず、旅行だけ参加するのは心苦しい、と言っとんさった」
と話が出ると、
「そんなん、遠慮しとらんでもいいのに・・・・」と会員から声があがる。
たとえ旅行の時だけでもご縁があれば・・・と企画している、イイ感じの会なのだ。

また明日から、出張が続く、今年の6月7月は行事と出張が目まぐるしく交差しながら過ぎていく。それぞれの段取り早め早めに、こなしていかねばならない。
例会の終わりに来月の様々な行事の募集要項を配ったら、
「忙しいこっちゃなも!こうもお寺に来なアカンか・・・」とため息も漏れていた。

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6月9日 (金)  本部委員会開かれる

午後4時から本部委員会(総代会)が開かれた。
始まる前に本堂でお勤めと焼香をする、下陣に常設の腰掛けでのお勤め、総代さんも「楽になってありがたい」とイイ感じで会議にはいることができた。

今日の総代会での協議事項は、来週開催される臨時役員総会の打合せ。
来たる平成23年のご開山750回大遠忌法要に向けての募財の話し合いだけに、住職としては耳の痛い話になるかと心配していた。
4月の総会で計画案を各地区で門信徒のコンセンサスを得るために話し合ってもらうよう提示したが、総代さんの感触ではおおむね全門徒から理解を得られているらしい。

本山・別院。正尊寺庫裏新築と抱き合わせの計画案で無謀な感じだったが、総代さんや地区役員さん、みな一生懸命、我が本山・我が師匠寺の大事と奔走されたようだった。

浄土真宗のお寺は門信徒に頼り運営されるしか道はない。全ての門徒が聴聞の場としてお寺を護持していこう、という気持ちになってもらえる、有り難いことである。

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6月8日 (木)  モレラに行く

法要帳を見ると、午後からプチ法事2軒、午前中が丸々あいている。
明日に控えたの本部委員会の資料作りをしようかとも思ったが、新聞の映画欄が目に留まった。
「佐賀のがばいばあちゃん」をモレラの映画館でやっている、しかも昼間のみしか上映していない。

かつてリンクしている先輩のblogで紹介されていたので
http://blog.goo.ne.jp/mhakusen/e/13ddcde3745c6749e257e8be13c40d1a
この本を買い、笑い転げながら読んだ記憶が蘇り、午前中の身の処し方を決定した。

家から5分とかからずモレラ北口に付いた。未舗装の駐車場まで車で一杯かと思いきや、どうも関係者の駐車場らしい、午前10時入口近くに駐車することができ映画館を目指す。
なにせ、巾400mのショッピングモール、映画館の入口を捜すのにもエネルギーがいる、えらい物ができたなと、ほとほと感心した。

赤いゆったりした椅子で、一人笑ったり涙したりしながらゆっくりと映画を見た。

映画の設定時代と同じ時代を経験してきただけに、郷愁を誘われつつも、オバサンになった浅田美代子や工藤夕貴を見て考えさせられた。

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6月6日 (火)  参った!

朝、いつもより少し早めに家を出て本山に向かった。車で行くか電車くか迷ったが、今回も免物(めんもつ:ご本尊やお脇掛)を受けて帰らなければならない、荷物を持ってバスや電車に乗るのは苦手、そのまま高速へ車を進めた。

リフレッシュ工事は知っていたが、昼間はたいしたこと無いだろうとタカをくくったのが判断ミス。全線1車線規制、八日市までは速度規制がかかっていたが、早めに出た分時間的には余裕で通過できたが、そこからが大変だった。
結局、本山までいつもの倍の4時間以上かかってしまい、少年連盟史編纂委員会佳境に入っていた。

がっくり疲れながら今日一日原稿とにらめっこ、誤字脱字の細部にあたっての校正作業がすすめられた。
連盟史も最後の校正作業に入り、あと一歩で発刊に漕ぎ着けられそう、やれやれ胸をなで下ろしたことだった。

編纂委員長のお心遣いで、午後5時過ぎに私は帰してもらうことができ、其の足で近江八幡で行われている第3ブロック(近畿6教区)の指導者研修会の懇親会に向かった。
これまた名神の渋滞に引っかかり、途中で高速を降りナビの言うとおり訳の分からない道をアミダ籤のように走ったが、午後8時の懇親会終了の間際に滑り込んだ。

既に参加者はアルコールも入り絶好調、二次会に案内され、一人ウーロン茶をよばれながら、中央に対するご諫言を身を縮めながら聞かせてもらった。
朝からの疲れもピークに達していたが、ここに集まった人たちが、いかに頑張ってもらえるかで、今進めているキッズサンガの大事業が成功するか徒労に終わるか決まる、ダンボの耳になり皆さんの意見を聞かせてもらった。

近江八幡からはカーナビが指す、インターチェンジには目もくれず、トボトボと国道を走って夜半に帰ってきた。

高速のリフレッシュの為にこちらは身も心もボロボロに参った一日だった。

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