Diary 2006. 4
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4月30日 (日)  誕生会

今日は前住職の88回目の誕生日、我が家は数え年でお祝いするので、昨年米寿のお祝いをした。
今年はどうしようかと思っていたら、市役所からお祝いが届いた、のし袋をもらった父は
「せっかく米寿のお祝いを頂いたので、これを元手に皆で焼き肉を食べに行きたい」
との提案。いつもお世話になっているW家も誘い賑やかな誕生会になった。

今年の冬は何度も風邪をひき、すこし心配したが、寒さが去ると共に復活。昨日も組内寺院の御遠忌と岐阜でのお葬式が重なったが、お葬式のお勤めを引き受けてくれ事なきを得た。

「もうワシはいかん」と口癖のように言う父に、
「親鸞様の歳までが頑張らないかん」と皆からエールを送られ、照れくさそうに杯を重ねていた。
来年の卆寿(そつじゅ)にはもっと賑やかな祝をしたいものだ。

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4月29日 (土)  組内寺院の御遠忌

みどりの日の今日はあちこちで大法要が営まれているようだ。
我が組でも本巣北部の¥寺さんで蓮如上人500回遠忌法要が行われた。
午前中の法事を早めに終え、定刻に到着したが既に法中方は宿坊(稚児行列の起点となるお宅)へ移動されたようだった。

係の人から、早くバスに乗るように促され、慌てて衣を着替え山門前に行ったら、組内法中数名が手持ちぶさたに待っておいでた。いっこうに迎えのバスが来ないらしい「組内法中は忘れられとるで・・・」と、みな苦笑いの挨拶から始まった。
ここで待たされるなら、お斎の変わりに準備してあったお寿司、よばれておけば良かったとすこし後悔しながらも、早春を思わせる清々しい天気をほめ合った。

稚児行列から法要へと進む中、法要の進行を司る会行事さんを見て驚いた。
本山の式武(しきむ)部長さんである、さすがご本山の偉い様をしておいでる当寺のご住職、京都のご本山から本願寺お参り部隊のトップを連れておいでになる、たいしたものだ。
法要の段取りも本山に準じてて行われるようだが、私を筆頭に田舎の法中ばかり、本山のお参りのプロではない、差定(さじょう:法要の進行表)に書いていない動きまではおぼつかない。法要中に式武部長さんの困惑の表情を見るにつけ、申し訳なく思ったが、余間一杯に教区重鎮方のご法中がズラッと揃い、さすがと思った。

法要も終わり帰りがけ、本堂からやけにけたたましい声が聞こえてくる。そういえば三日ばかり前の新聞折り込みに、吉本興業のホープ『笑福亭仁智の法要記念落語』と案内したチラシがモレラと対抗するかのように入っていた。
ご法話ならお聴聞しなければいけないが、お腹も減ったし観客の入りだけ見て、縁から阿弥陀様にご挨拶して帰ることにした。
「テレビ・ラジオでおなじみ」の、といううたい文句だったので、落語ファンが詰めかけているかと思ったが、本堂内は寺の役員とおぼしき方々ばかりの雰囲気からして、この落語家を知らないのは私だけでなかったと安心して帰えることが出来た。

末寺にはいろいろな考えのご住職がいても良いが、もしご本山でのご開山の大遠忌、ご法義を伝えることにより門信徒の結集をはからず、人寄せパンダの芸能人を使って人が集まれば良いという考えで進められるなら、断固戦わなければならないと、帰りの道すがら私は考えた。

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4月28日 (金)  春爛漫

今朝は坊守に子供を学校に送り出すかのように、せかされ家を出た。
四日市のお宅で三回忌の法事、昨年院代さんが渋滞で大遅刻で行ったらしく、ご当家から何度も時間厳守でとの電話があったそうだ。
正尊寺から100q弱、私なら1時間半で行けるのだが、あまりやかましいので相当早めに出発した。
ゆっくりゆっくり走ったが、それでも30分近くも早く、お参りのどのお客さんより早く着いてしまった。
まあ遅れるよりは良いかと、ご当家のご主人とお話をしながらまったりと時を過ごした。

午後からも法事があったのでお勤めが終わり次第帰路についたが、ぽかぽか陽気で絶好のドライブ日和だ。
堤防には菜の花が咲きほころび、シジミ狩りだろうか大勢の人が河原にしゃがみ込み何かをしている風景を横目に、ウィンド全開で春の風を一杯に吸いながら帰ってきた。

「帰りは1時間15分で着いたぞ・・・」と坊守に、イヤミぽっく報告しようと思ったが、1年の内にこんなに気持ちよくドライブしながら法事にお参りする機会は少ない、春爛漫を味わい意趣返しの気持ちは無くなっていた。

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4月27日 (木)  うっかりしていた

今日4月27日は本巣市三橋にオープン予定の“モレラ”の先行内覧会の日、うっかりしていた。
午前の法事に向かう途中、電話で枕経の知らせ、法事を済ませ枕経やなんやらで、あっという間にお昼過ぎになってしまった。

今日は午後から本山の会議に出席する予定になっている、お衣を脱いでネクタイ締め羽島駅に縦貫道を猛ダッシュ。
3qを過ぎたあたりから何となく、前につかえた車達の動きが変・・信号でもないのにのろのろ走っとる・・思わず
「前を向いて、シャキと走しらんかい・・・」とつぶやいてしまった。
そんな思いでイライラしながらしばらく進むと、満ポンの駐車場に囲まれた巨大なスーパーが見えてきた。
明後日29日の開店のはずだが・・・そう言えば今日から地元民への内覧会だった。

イーオン系列の郊外型ショッピング“モレラ”、国内最大級とのこと(面積でなく長さ400mが一番らしい)、内覧会で既に北進の車線はずっと渋滞していた。
本格オープンになったらどうなることだろうかと、思いつつ羽島駅に向かい、一本乗り遅れた新幹線に乗って本山へ。

今日の会議は教化季刊誌の編集会議、会議室に入るとプロジェクターでホワイトボードに内容を示しながらの会議、ここの会議はテンポが速く話し合いの中にとけ込むのにちょっと時間がかっかた。
あれよあれよという間に2年分の企画案がまとまっていく、委員の皆さんにお礼を言いつつ、来て良かったと感じたことだった。

会議が終わり副理事長と事務局長とで、我々が御遠忌法要のメイン事業と捉える『キッズサンガ』計画についてゆっくり食事をしながら語り合った。
計画の進捗を案じていたが、昨日には計画立案が本山中枢で承認されたとあり、祝いの膳のように三人でとても良い時間がもてた。
ほろ酔い気分での帰りの新幹線、良い気持ちでこのブログを書いている。

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4月26日 (水)  記憶の糸をたどる

今日は正午から岐阜別院のお座敷で会議、午前の葬儀を済ませ滑り込み。
既に教区のご重鎮方が古い資料を見ながら歓談中、良い雰囲気の中に交わってきた。
夏休み行われ続けてきた岐阜教区のサマースクール50年史の編纂会議、我々の世代が関わったここ25年は簡単に整理できたが、それ以前となると分からないことだらけであった。
そこで、今回サマースクール黎明期に関わっておられた方々と昼食を共にいただき、記憶の糸をたぐってもらおうということになったのだ。

当初は「昔のことは忘れてまったな〜ぁ」と、心細い発言が続いたが、
「そういえば・・・・バスに積み残ししてあせったことがあった・・・」
「そうそう、あの時○○さんが怒ことったなぁ〜・・・・」

皆が顔を合わせ話していく内に、一本の糸が紡がれて行くように、歴史の穴が埋められていった。
そして昭和44年に岐阜教区日校連盟(現在の少年連盟の前身)が発足した事も明らかになった。
その当時一生懸命活動された、方々のこともはっきりし、50年史の発刊に向かい弾みのつく会議となった。

10年一昔とは言うが、人の記憶のあやふやさを思い知ったと共に、資料をキチンと残しておかなければいけないことを反省した。


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4月22日 (土)  中川北組の定期組会

今日の午後の法事は佐原(さわら)、根尾谷薄墨桜へ向かう国道157号線を北へ12q行ったところ。
花見渋滞を心配したが、スムーズに車は流れ安堵しお勤めした。午後4時30分には組長事務所で定期組会がある、さすがに帰りの信号はどこも車が溜まっている、農道をあっちこっちしながら渋滞を回避しなんとか定刻に着いた。
組長さんのお寺の側には日本最大級のショッピングセンター『モレラ』が来週の開店に合わせ急ピッチで仕上げられている。その横を通りながら花見の季節だけでなく、週末は年中こうしてアミダくじのようにたんぼ道を走る事になるだろう。
憂鬱になってくる。

中川北組のN組長さも今年4年目、任期総仕上げの年になり充実した行事計画、けっこう大変だがやりがいはありそう、なんとか協力態勢を整えねばと、あらためて思った夕刻からの会議だった。

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4月21日 (金)  真宗講座で心新たに

第23回の真宗講座を開催した、桜も散ったというに凍えるような寒さ、朝から悩んだ。とても本堂を開け放っては寒くていられない、一応延長コードを引き、ファンヒータを集めイザとなったら縁に置き回れるようにも準備した。
180名を超えると堂内に腰掛けが入りきらない・・・心配は外れちょうど堂内一杯で納まった、淋しくもあったが安心をした。

目論見は外れたが、三木先生のご法話は絶好調、あっという間のお聴聞だった。
先生の内面から湧き出すお浄土の世界、今日集まったお同行はテーマの「人生の基盤と目的」を確かに感じられたことだろう。

先生がご法話に出られる前、演台に腰掛けを準備しましょうかと尋ねると、
「そんなモン要らん!」
と、腰痛を押して話される姿と、張りのある声でのご法話のギャップの中に、弥陀の浄土に歩む生き様、目と耳から性根にしみ込んだ。

「住職はご門徒がお浄土参りをする掛け橋でなくては」と話されたこと、肝に銘じ今年度もっともっと多くの方に、お聴聞の場に座ってもらえる仕組み考えなければと心新たにした。

※行事アルバムにこの模様を紹介しています。
http://www.shosonji.or.jp/new/06-4kouza/06-04kouza.htm



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4月20日 (木)  待っていますよ!

いよいよ、明日は今年度最初の真宗講座、アイテムの最終チェックも怠りなく準備万端。
ステージを順次クリアする参加者がどんどん増え、出席カードも仮カード・入門のEntranceカード・基礎のBasicカード・Standardカードと4種類通番をふり準備ok。
次回には50回の到達者が出そう、上級のAdvanceカードをしなければならない、受付もだんだんややこしくなるが、嬉しい悲鳴である。

本堂のPAも調整、開け放たれた本堂で身に沁みる法話を聴くには、音響がとても重要、こちらもバッチリ準備ok。
記録に残すためのビデオカメラを遠隔操作するトランスミッターも今回増設し、2ヶ所から操作できるようにした。

あとは、明日どれだけの人がお聴聞に来てくれるのか、この半年間宣伝しまくってきた成果が問われる。
今年で5年が経つ、今年度中には1開催400名参拝の目標に達したい、住職の切なる願いである。

どうか明日はご家族連れでお越し下さい。

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4月19日 (水)  徒労の休日

今日19日は一休さんの日、お定飯(おじょうはん:月忌参り)が一軒もなく、珍しく法事やその他のお参りも皆無、久々の正尊寺全休の日だった。
ここ数日超ハードだったので、花見にでもと思わぬではないが、明後日に迫った真宗講座プレゼンも完成していないし、お遊びモードに切り替わらない。

やっぱり事務所でパソコンに向かい作業、気候のせいか、また画面がちらつきだした。
よし、今日は時間もあるディスプレイを交換しようと、デスク回りを片付け作業をはじめた。
配線を新しいディスプレイに接続し、電源ON。
チラリとも画面に何も映らない、なんで???
また元とのものと変えドライバーインストールしたり、考え得ることは全て試してみたが、新しいディスプレイはサッパリ映らない。
エラーメッセージは証拠にするため写真に撮り、メーカーのサポートセンターに電話するが、何回かけても話し中・・・
しかたなく、パソコン本体のNECのサポートへ電話。さすが大手メーカーはガイダンスに添ってプッシュしていくと、サポート係と話ができた。

結局、パソコン本体のビデオアクセレーターがアナログに対応していない、とのこと。
このパソコンを買い換えるときに、友人からビデオアクセレーターは最高の物にしたほうが良いとアドバイスを受け、わざわざ一番高いボードにしたのに・・・・なんてこった。

また配線をもと通り直し、新しいディスプレイは箱にしまいかたづけた。作業開始からアッという間に半日が経った、なんとも虚しい徒労の休日だった。

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4月16日 (日)  日曜学校年度初め

4月に入って最初の日曜学校をした、参加者10名とこぢんまりと昨年度の皆勤賞の表彰をした。
1回も休まず来た皆勤賞は1人、5回以内の準皆勤賞が5人、ちょこちょこ休みながら来てくれる精勤賞が8名で、14枚の賞状を作って待っていたが初回から4名欠席。
行事の時は結構集まるが、毎週となると子ども達も忙しいようだ。

大正時代からやっている正尊寺日曜学校、山あり谷ありだ、ただ、止めることなく本堂を開け毎週待ち続ければ無くなることはない。
長い歴史から多少の生徒の増減による、焦りや不安が無いのがありがたい。

毎週来てくれる子どもたち、カメラを向けた時そっぽを向いても可愛いものだ、宗祖から預かったほとけの子を大切に育んでいかねば。

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