Diary 2011. 2
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2月28日 (月)  葬儀会場の請負

朝、連絡が入り早速ご当家へ枕経に参上した、お座敷には黒服にネームタグを下げた業者さんが、エアーエッジのアンテナを立てたノートパソコンにモバイルプリンターをつなぎ、俯いて何やらインプット中・・・・

互助会系大手葬儀会社の社員はご当主に「北方斎場はタッチの差で埋まってしまいました、まだ岐阜市街の島斎場なら何とか押さえられそうです」と説明、お寺から車で1分のお宅、北方斎場なら5分、島となると30分以上掛かる・・・・

思わず、「正尊寺の庫裡でしたら・・・・」と声をかけてみた、黒服さんの顔が曇ったのは無視して「○△葬祭さんとこだって、昔は自宅葬してたよね、道具はあるでしょう・・・、ダメなら葬儀屋さんはいくらでもあることだし・・・」と、話を進めると、ご当家は当然の如く近くで出来るならそうしたいという意向で固まった。

かつてはこの地区は自宅か町内の梅英寺(臨済宗)を借りての葬儀、永年付き合った町内の人々に見送られての出棺だったが、ここ数年北方辺りに数軒葬祭ホールが開業すると、一気に様変わりし町内がお取持ちをしないのが当たり前になってしまった。
そうなると、近場のホールから縄張りがどんどん広がり、町内の老人仲間がとてもお参りに行けないような遠い所が会場になったりし、自然と参列者は減り身内だけの淋しいような葬儀になりつつある。

葬儀は亡き人が、有縁の人々に手を合わせ念仏称える後押しをする、仏となっての初仕事ではないかと考える。
だから後に残った者はその働きのお世話をさせて貰う為に、一人でも多くの方に集まって貰わねばならない。

そんな思いを巡らしながら、車で30分先の会場から、徒歩8分の正尊寺へ引き戻す事ができたのも、庫裡が完成していたお陰と感謝した。

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2月24日 (木)  樹木医さんに看てもらう

稲沢へ庭木買い付けに行った翌日、お隣のUさんが「駐車場の松ノ木、松食いが這入ったぞ・・・」と、知らせに見えた。
確かに昨日までの樹勢が無く枝先が茶色く成ってきている、境内中の松を確認すると半分くらいの木が茶色くなりかかっている、さぁ大変。
後藤造園のカッちゃんに連絡、早速見に来て・・・「ヤバイかも (-_-;)、樹木医さんに看てもらうで」と、今日連れてきて貰えた。

ありゃ、同行の樹木医ご門徒のA野さんではないか、薄墨桜の主治医でもあり樹木医先駆けの方である。
茶色くなった松の枝、選定の切り口を見てヤニは充分ありマツノザイ線虫の被害では無さそうと判断、2年ぶりに剪定、しかも伸び放題だったので攻め過ぎたのではないか、松が刈りすぎで怒っているらしい、との診断。
大丈夫だろうが、念のためそれぞれの枝を顕微鏡で調べてみると、袋に番号をふり順番にサンプリングして行かれた。

ともかく、境内の松全滅かと焦っただけに、A野樹木医さんの診断でヤレヤレ、ひと安心できた。
しかも、A野さん師匠寺やでと、超高級で入手が難しい樹木栄養剤を1瓶寄付までして貰え、有り難いご縁でありました。
http://www.tsubakiltd.co.jp/biobillion.html


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2月22日 (火)  稲沢の植木買い付けと温泉勉強会

朝9時に後藤造園のお迎えで、ワゴン車に乗せられ一路稲沢へ堤防を下った。
昨年末、交通事故で親方が急逝された後藤造園、http://syosonji.exblog.jp/15815910/一人娘のKちゃんが跡を引き継ぎ、未完成の境内造園をして貰わなければならない。
まだ若いkちゃんチョッと自信がないのか、住職と坊守に移植する樹木の買い付けに同行を依頼された。
1時間ほどで稲沢の永緑園という庭木屋さん到着、2時間ばかりあちこちの畑で育成中のモミジや椿、満天星(どうだん)や梅など中庭や境内に植える庭木の選定をした。
元々植物に造詣の無い住職は坊守とKちゃん、庭木屋さんの若旦那の蘊蓄に唸るばかり・・・・だが、「最終決定はご院さんやで・・・」と責任だけは背負うことで買い付けが終了した。

ちょうど昼時になり、帰り道「オチョボさん」と親しまれるお稲荷さんの門前で、鰻をご馳走になった。
初めてオチョボ稲荷に来たが驚くような人出、門前町のお店は人だかり、鰻も美味しかったがそれ以上にこの賑わいには、考えさせられた。

そしてダッシュで家まで帰って貰い、研修会アイテムを持ち直し岐阜別院に走った。
「温泉勉強会」という名前からチョッと柔らかそうな研修と思ったが、名は体を表していなかった。
内実は西日本の教学の虫のような勉強家が集まり、山口のM先生から往生論註の講義、3時間必死でレジメを追いかけ理解しようと頑張ったが、サッパリ話は見えなかった。

しかし、浄土の荘厳は理解できる物で無いことだけは解り、オチョボ稲荷からトンボ帰りし頑張った甲斐はあった。

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2月21日 (月)  仏教婦人会の法要

今日は正尊寺仏教婦人会追弔会、昨年度は庫裡新築中で行われなかっただけに、参詣者数を心配したが60名ばかり集まってお勤めできた。

法話は大垣のM上先生、絶好調のお取り次ぎ、合掌し念仏する意味皆さんおおいに納得、ほんわかした気持ちになってもらえる法要になった。
行事アルバム↓
http://www.shosonji.or.jp/new/11-02bupu/11-buputuityo.htm

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2月20日 (日)  在家法座の火が消える

日曜学校をしていると、風呂敷に包んだ長い箱らしき物を抱えたご門徒4人が山門をくぐっておいでた。

みな沈痛な面持ちで、来訪の用件は先日電話連絡もあり解っていた。
この地に最後まで続いていた在家聞法会「和敬会」の主催家族物故者法名軸を預けに来られたのだ。
大正時代から続く在家聞法会、かつては四つ八(八畳間四部屋)と土間に臼で足を作り架け出しも作り溢れんばかりのお同行が聴聞に集まり、2日ずつ年2回、関西や北陸からご講師を招き開座していたそうだ。

戦後には立派な法名軸を作り、戦病者や先祖の追弔会として法座を継続してきたが、高度成長期から段々と聴衆は減り、主催14戸も家庭環境の変化で核家族化し、持ち回りの会所が出来なくなり、今年を以て解散することになったのである。

かつてはこうした在家法座やお講が一杯あり、冬の農閑期にはあちこちで在家法座が立って、それが真宗のご法義を伝える原動力になっていた。

それを思うと年間5回の真宗講座だけでは、とてもその穴は埋められないと、伝統の掛け軸を写真に撮りながらつくづく思いつつ、美濃四十八座の会所寺院のお力にすがるような気持ちになった。


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2月18日 (金)  涅槃図とチャパティのキッズサンガ

第3金曜日、親子お経教室には3日遅れだが涅槃図は掛けたまま、プトラハンドブックの釈尊入滅の証を読み聞かせ「涅槃図」とご対面させた。
やっぱり子どもの目線は素晴らしい、興味津々で見ながら様々な表現に質問があふれた。
キッズサンガブログ
http://shosonkids.exblog.jp/

お楽しみのおやつは、釈尊→インド→カレー→チャパティと思いを巡らしながら、http://pochi21.exblog.jp/14916050/子どもたちと涅槃会を五感で堪能した。
庫裡ブログ
http://syosonji.exblog.jp/15944675/

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2月16日 (水)  土岐みのはんショールームへ

今日は時間が出来た、お休みをもらい帰省していた長女をセントレアまで送りがてらマグロードを土岐へ向かった。

永代経開闢のお斎膳に使うための器をカタログやHPを見て探していたが、http://www.minohan-net.com/実物を見ないと大量購入は怖い、そこで実物を見に本社ショールームに行くことにした。

ショールームは思っていたような整然とした場所ではなかったが、カタログに載っている物はほとんど置いてあり、納得の注文ができ、来た甲斐があったという物だった。

しかし、本巣でも雪は消えているのに、ココで雪が貯まっているのには驚いた。

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2月15日 (火)  涅槃会

涅槃会でした。

この模様は行事アルバムで・・・・・
http://www.shosonji.or.jp/new/11-02nehan/11-nehane.htm



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2月14日 (月)  涅槃会準備に雪

明日は涅槃会、余間に涅槃図を掛けお荘厳、その前にはお焚き上げをする白木位牌や年回案内状を並べる。
涅槃会に1人でも多くご縁にあってもらいたい、そんな作戦が葬儀に使った白木位牌や年回案内状のお炊き上げ、余宗の真似事だがここは方便とご理解願い、雰囲気作りに精を出す。

ところが、午後から雪がちらつきはじめた・・・・境内の仮設焼場のセッティングは中断、毎年ながら涅槃会は冬空に負けているが、今年も厳しそうだ。

さてさて明日はどれくらいお参りがあるだろうか・・・・・気を揉ませる冬将軍だ。

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2月13日 (日)  庫裡広間での仏壮例会

庫裡が完成して初めての仏教壮年会例会、本堂はこの寒波で冷え冷え、庫裡の大広間でしてみた。
午後8時前、薄暗がりの本堂をさまよう会員もいたが、煌々とと灯りの付いた庫裡広間中に入り、1時間前からエアコンで暖まった空気を吸い皆安心の様子だった。

初めての庫裡広間での例会なかなか評判は良かった。
歎異抄の学習も、先日行った静岡の熊谷蓮生房まで登場させ第1条2節目の唯信心、必死で伝えたが・・・・・温々の新庫裡の感動ほどは伝わらなかたであろう。

ともあれ、庫裡広間教化活動には思った通り活用できそうであり、嬉しくなった仏壮例会であった。

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