Diary 2005. 10
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10月21日 (金)  豆ご飯

豆ご飯、赤飯ではありません、茶飯(お茶で炊くご飯)の中に煎った大豆が入っている。
北山(美山町神崎より山間部に入った地域)の門徒はお取越の時には豆ご飯とケンチン汁を炊く習慣があります。

今日の岐阜のお取越で最後にお参りしたお宅はこの北山の万所出身で、1年間のご法事をまとめ、お取越と三部経をお勤めします。夕刻からの三部経はチョット足に応えますが、お勤めをしている間に三々五々と仕事を終えた兄弟や孫たちが集まってきて、お勤めの終わる頃にはとても賑やかになり、お座敷に机を並べ大人数での夕食が始まります。
このお宅には100才になるお気に入りのお祖母ちゃんがおられますが、ここ数年動けなくなり施設に入っておられ顔が見られないのが残念ですが、その代わりに二人の玄孫(やしゃご)が大きな泣き声で歓迎してくれ、食卓には山で取った山菜や自家製のコンニャクで作った白あえが並び、私のためにわざわざ焼酎まで用意されています。
この玄孫ちゃんが来てくれた5月の初参式を載せたホームページがプリントアウトしてあり、若いお祖母ちゃんが皆に見せながらいよいよ盛り上がってしまいました、つい私も嬉しくなって気が弛み飲み過ぎてしまいました。
http://www.shosonji.or.jp/new/05-5syosan/05-5syosansiki.htm

夜10時も回った頃、代行運転を頼んでもらい無事お寺に帰ってきました。驚いたことにこの代行運転のドライバーがご門徒の弟さんで有ると告げられ、お取越が取り持つ何とも深いご縁であった1日でした。

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10月20日 (木)  第22回真宗講座

今年最後の真宗講座、昼夜合わせ300名はゆうに越えるお同行のお参りの中が無事終了しました。

お参りのお同行は常連さんでありがたいのですが、初めての参加者は12名と、ここへ来て新規参加者が伸び悩んでいます。まだまだ住職はじめ寺族の努力が足りないなぁ、と反省もしたことです。

そんな中、飛騨小坂の法友0師が車を飛ばしやってこられたり、岐阜市のG寺坊守さんが家族揃ってお参りに来て下さり、他にも教区内のご院さん方も沢山きて下さっていました。
おかげで本堂も一段とピリッとした雰囲気で、とても良い感じでした。

そしてもう一つ嬉しいことに、このHPともリンクを張っている西蔵坊正蓮寺さんが来月から同じような真宗講座を立ち上げられます。
正尊寺真宗講座とはJoint法座の同盟を結ばせていただくことになり、多いに宣伝をさせてもらいました。
http://pochi21.exblog.jp/

今日おいでになったお寺さんの所でも、新規に法座を立ち上げられたらJointしたいね、と話し合ったことです。お同行が自分の都合に合わせあちこちのお寺のお座を回り、どのお寺も活気に満ちてくる時代がやってきそうで、嬉しくなったことです。

※この模様は行事アルバムで紹介します。

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10月19日 (水)  準備に追われる

明日は真宗講座、準備に追われる。
10月はお取越が始まり何かしらバタバタと日々が過ぎていく。土壇場になり会場準備、チラシ印刷と段取りが出来、プレゼンテーションが最後の仕事、何とか前日完成できた。

明日は今年の真宗講座には珍しく快晴の予報、天気を言い訳にお参りの断念は出来まいし、さて、どの位のお参りがあるのか楽しみだ。
ここ数ヶ月お参りに行った先では、ご門徒さんに懇願、脅し、やだくれ等々、必死で参加を勧めてきた、さてどんな結果が出る事やら。
私の住職としての信頼度に門徒からの審判がくだる・・・・正尊寺門徒よ、住職を悲しませないでちょうだいよ!

今回は、新しい腰掛けも導入してみた、もし評判が良かったら、順次このタイプの椅子をそろえようかとも考えているのです。そのためにも椅子の争奪戦が起こる勢いの賑わいが欲しいのです。

20日、午後2時・7時半からです必ずお参り下さいね。

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10月17日 (月)  やっとカレンダーが来た

今日はお参りの途中、来年の法語カレンダーを購入するため岐阜別院に寄った、いつもの年より10日遅い。
いつも岐阜のお取越には来年のカレンダーを持って行く。別院の担当者に連絡したら今年から注文のあっただけしか取り寄せないとのことで、正尊寺に回す分はないとの返答、まどろっこしい手続きで今日まで遅れてしまった。
すでにお取越の済んだご門徒の皆さん、ゴメンなさい、暮れまでに郵送します。

真宗教団連合の法語カレンダーその発行部数は日本中でも指折りだと聞いているだけに、例年のように玄関に大量に積んでないのはちょっと淋しい。お寺で必要なときに手に入らないような販売方法だと、法語カレンダの頒布率下がってしまうだろうなぁと、要らぬ心配をしてしまう。
法語カレンダーを営利商品と考えるのか教化資料と考えるのか?私は後者だと思っているが、お寺の世界も経済優先の社会情勢が忍び寄っているようだ。

ともあれ、900部を車に積み込み、ついでに印刷屋が上がったという、先日校正した『念仏の声』のゲラに目を通した、まあまあの出来映えになっている。
この調子なら、何とか定期発行は出来そう。胸をなで下ろしながら、続きのお取越に行くため別院をあとにした。

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10月15日 (土)  小泉くんのバカヤロウ

今日もハードだ、午前中のご法事は川辺町のお宅。お寺から50q近くある、しかもその道のりには岐阜市と関市の二つの町を横断しなければならない。週末の午前、行楽客やショッピングに行く車が多く結構移動時間がかかる。
いろいろ計算し、遠回りでも農道や山間部の道を選んで走った。
往きがけ、川辺町のすぐ手前の丘陵地にある日本昭和村の看板下に『美濃加茂IC』の表示発見、知らぬ間にこんな所にインターチェンジが出来ているとは。
帰りはここから高速に乗りたとえ少しでも、渋滞している関市街を迂回しようと心に決めた。
ご法事が終わりダッシュで寺に帰る、帰りの道中時間がかかると昼食すら取る間がない段取りになっている。早速行きがけ確認したICから東海環状道路に載る、あっという間に関市街を越えてしまう。
関ICからはあみだ籤のように本巣に向かい、交通量の少ない道をより分けながら帰ってきた、行きより20分早くお寺に戻れた。

東海環状道路は岐阜・愛知・三重の三県下をぐると回る環状高速道路。しかし現在、関と愛知県東部間でしか完成していない。
今日も関ジャンクションで降りがけに見たら、関からは30m程の所で無くなって、そこから先への工事の準備はまったくない、この道が本巣まで出来ていれば、あと20分短縮でき、30分もあれば行けるようになるのに、悔しかった。

小泉くんが首相にさえならなければ、今頃この辺りにまで高速網の恩恵に恵まれていただろうに。
社会資本まで金儲けの道具としか見ない、今の政府のあり方、疑問を観ぜずにはおれなかった。

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10月14日 (金)  奈良へ走る

今日は奈良、三木先生の勉強会の日。この3日間お寺を開けたツケが貯まり、ご法事やお取越の予定がびっしり、法要帳に今日の勉強会の予定を付け忘れていてのだから仕方ない。
午後から岐阜のお取越を必死に済ませその足で、奈良行き集合場所の大垣林雙寺さんへいつもより40分遅れの午後5時10分に合流。M上先生の気合いの入った運転で15分ばかりの遅参で勉強会に参加できた。

今日の講義は現代教学、江戸時代後期から明治にかけての神道や習俗と本願寺教団の関わりにおける問題点の話を聞きました。様々な真宗儀礼や盆参りなどを本分だと思ってあくせくしている私たち僧侶、親鸞聖人からお叱りを受けそうな真宗教団の現状、これらは本願寺第3代覚如上人やその長男存覚上人の教学がすでに内包していたと示唆され、デリケートで難しい問題だなとあらためて考えさせられました。

私たちが遅れたので、お勤めは最後にと配慮して貰い『唯信鈔文意(ゆいしんしょうもんい)』の「能令瓦礫変成金」の所を皆で読みました。阿弥陀如来の救いの目当てはカワラやツブテのような私たち・・・・、唯信鈔文意久々にありがたく読ませて貰えました。

奈良まで足を運ばなければ、お聖経を読めないなぁ〜、とつくづく思い、先生がいつまでもお元気で私たちをこころ良く迎えてくださることを願ったことでした。

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10月13日 (木)  福岡での研修会

昨日に引き続き福岡での研修会、昨夜の懇親会では懐かしい学生時代の友人も参加しており、懇親会後夜の中州の街に繰り出し、お互い頭や腹を貶しあいながら焼酎を傾け、けっこう遅くまで呑みました。

研修会第2日目前半は昨日の影絵作りの指導者W先生への質疑。
普段無表情のW先生が影絵のスーパーテクニックの種明かしをされるとき、その表情は光顔魏々(こうげんぎぎ:仏さまの光り輝くお顔)としておられ、その話を聞かされるこちらの方まで嬉しくなってしまった。

そして、今回のご講師、外松先生から『子どもと影絵とわたし』と題し講演を聴きました。先生は「しんごうき」という影絵サークルを主催されて、思春期に思い悩む少年少女と一緒に影絵でこども達の心を開いている現場のお話を聞きました。
いつもの事ながら、外松先生のお話に我が目線の低さに恥じ入りつつも、住職としてせねばならない事をまたまた示唆され、博多で大きなお土産を頂いたように思いました。

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10月12日 (水)  熱い九州ブロック

本山横のホテルに泊まり、お晨朝にお参りしようと思いつつまた寝過ごし、M先生からの電話で慌てて移動準備。
京都駅から新幹線に飛び乗り一路福岡へ。
博多の研修会場のホテルに着くと、早速九州各教区の代表者が集まる連絡会議へ案内される。
さすがに団結力のある九州ブロック、ホテルの会議室を借り上げ会議場ができている。
出席して良かった、中央へ寄せるの熱い思いが伝わってきた、こちらも居住まいを正し意見を聞かせて貰った。

約2時間後、別会場のホールには九州各地から100名近くの日曜学校指導者が集まって来ている。
今回はそれぞれグループに分かれ、影絵を実際に作るというプログラム、皆楽しそうにフロアに座り込みとても良い感じ、しかも短い時間にちゃんと出来てしまうから凄い。

九州の少年教化指導者方の熱を感じた1日でした。

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10月11日 (火)  本山での会議

今日はお参りが無いというので、夜更かしをしたため、今朝は焦りました。
やっぱり新幹線乗り遅れ京都駅に着くなり、タクシーに飛び乗り、
「近くてゴメン、西本願寺までお願いします」
案の定、運転手からは『若いのに、本願寺くらい歩いていけ・・・』という無言のメッセージが伝わってきます。
電車で本山へ行くときは、そんな思いをするのがいやで、もう一本早めの新幹線で来て、市バスに乗っていますが、今日はそれでは間に合いません。
沈黙の7分程で、何とか開始時間ジャストに本山の会議室へたどり着きました。
今回は、来年度から行われる研修会のコンセプトの見直しの会議、そして夕方には少年連盟史についても会議が持たれるという二本立て。屈強の委員さんがおられ私はその話の進展を見守る感じで楽なはずなんですが、お参りモードから会議モードへの頭の切り替えなかなかうまくいかないのが、この時期です、疲れました。

あす明後日はこのまま福岡へ行き、九州ブロックの研修会参加、いよいよ岐阜から離れれていきますが、また旧知の人々に会えるかと思うと嬉しくもああります。

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10月10日 (月)  もうすぐ15000カウント

皆様のおかげで正尊寺ホームページのカウンターが15000カウントになろうとしています。

私なりにはカウントはあまり拘らないで行こうと思っていましたが、やっぱり欲ボケです。
カウントが上がると思わず嬉しくなり、がぜんやる気が起こってきます。
このホームページのアクセス解析を見てみますと、MAINページを通らず、この雑記に直接アクセスする方がだんだんと増えているようです。
この雑記へ直接アクセスされますと、カウンターの数が増えません、これが寂しいのです。
トップページは飛ばかしても、せめてメインページからお願いします。

http://www.shosonji.or.jp/index2/index2.html

そして、掲示板にもコメントを残してくだし。特に15000カウントを踏んだ方、ぜひお知れせください。


PS.
今日の未明は写真の通りのカウントでしたが、1日あわただしく働きHPを立ち上げてみると、もう15000番をとっくに越えていました。
またキリ番の祝福者は不明のままのような・・・・、残念。

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