Diary 2005. 9
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9月18日 (日)  一週遅れの仏教壮年会

第2日曜日はアメリカ研修で留守のため一週延ばした、仏教壮年会のバーベQ懇親会、残暑厳しい日が落ちた夕方から境内で行われました。
私は今日もご法事やお葬式に1日振り回され、6時前に寺に帰った頃はもう準備万端、役員はくつろいでいました。

まず本堂でお勤め、会長より先般、中川北組仏教壮年会発足の会議についての報告、そして杉山組代表を、正尊寺仏壮全員でもり立ててゆくことを確認しました。

会食の始まりは、アメリカ研修のお土産のカリフォルニアワインと、ビーフジャーキーで乾杯し、3時間ばかり盛り上がりました。

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9月15日 (木)  快晴

朝起きてもまだ頭の中はアメリカの余韻が残っていて変な感じ、午前中はお寺の西にある老人ホーム大和園で亡くなられた方々の追悼法要。毎年秋のこの時期、敬老会とといっしょにお勤めされる。
カリフォルニアの空の色とは少し違うが、真っ青な空に映える大和園、一枚写真を撮ってみた。
園内には懐かしい顔の方もあり、久しぶりの正装でのお勤め力が入った。

午後には私の帰国を待っていてくださったかのように亡くなられた、地元のお婆さんの葬儀、昨夜のお通夜には間に合わなかっただけに、お取り持ちの地家の方々には、ちょっと立場が悪るかった。ここでも精一杯お勤めさせてもらい、完全に旅行モードから日常へと頭は切り替わった。
聞けば、この一週間ばかりずっと蒸し暑い残暑が続いていて鬱陶しかったそうな、久しぶりのスカッとした快晴、そんな話を聞き、またまた申し訳なく思った1日でした。

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9月14日 (水)  無事帰国

昨夜は空港近くのホテルに移動し宿泊、嬉しかった、私たちの部屋には灰皿が置いてある。リクエスト通り喫煙室だ、さっそく皆に声を掛け部屋に集まり、買い込んだお酒とベニス仏教会で頂いたおにぎりや果物をつまみに深夜まで旅の余韻を楽しんだ。
今日はロサンゼルス空港から日本に向かうだけの移動日、午前10時ホテルロビー集合、関西空港に着いてからでは全員が集まる時間は無く、ここで今回の研修旅行の解団式を行った。
5日前の結団式の時には見知らぬ人との旅の不安からか、何とも云えない緊張感が会場を被っていたが、解団式は朝のざわめきのホテルロビーにかかわらず、和気あいあいとした良い雰囲気で始まった。
挨拶をする私自身も参加者全員の人となりも分かっており、北米寺院で得た体験をそれぞれの立場で活かしてもらえるという確信のもと、普段嫌いな挨拶も気持ちよくすることができた。

解団式を終えロサンゼルス空港へ移動、異常に厳しい手荷物検査にうんざりしながら列を作っていると、耳の早い参加者が昨日の交通渋滞の原因がアルカイダのテロかも知れないと噂されるくらいの、西海岸大停電だったことを日本に電話して分かった話してくれた。
私たちはその停電の瞬間、アカデミー賞が発表されるハリウッドのコダックシアターにいた。そして、そこからベニス仏教会に向かうのに信号がすべて赤点滅でえらくのろのろ運転だなぁ、とイライラ移動した憶えはあったが、日本まで知れ渡る程とはビックリした。
アメリカ文化のシンボルを狙われるテロであったら、私たちはきっと巻き込まれていただろう、ちょっとヒヤヒヤものだったなと思いつつ、12時間の飛行機、しかも現地時間では13日のお昼だが、大阪に着いたときには14日の夕方になってしまい、1日損をする不思議な感覚。

ともあれ全員無事到着し解散、明日からは日常に戻る少し努力を要するだろう。

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9月13日 (火)  アメリカ最後

いよいよアメリカ研修も最終日、アナハイムのホテルをチェックアウトし、一路ロサンゼルスへバスを進める。
せっかくLAに来たのだから、少しは観光地に寄ったらと言う添乗員さんの勧めで、ハリウッドのチャイニーズシアター前で写真を一枚。
ここは映画の主役たちがウロウロしている、「バットマンにみんな集めてよ」と声を掛けると集まってきました、スターを集め「ハイ、チーズ!」ちょっと目立ってしまいました。

そして、今日の目的地ベニス仏教会へ訪問。メンバー総出で出迎え、入り口には、
『少年連盟様 ようこそ』
と墨書された大きな立て看板、ホールの机には白布を敷き、緑の葉っぱにお花を添え添えデコレーション、一同シャキッと気を取り直し研修モードへ切り替え。

40人近くのメンバーさん、心からの歓迎とベニス仏教会の活動をビデオを使ったり、それぞれの担当の方から、丁寧に説明をしてもらいました。そして婦人会の皆様の手料理によるディナーをメンバーさんといっしょに歓談しながらご馳走になりました。
どの料理やデザートもとてもおいしかった、最後の晩餐として最高のプレゼントを頂きました。

今晩は飛行場近くのホテルに泊まり明日はいよいよ帰国です、このハードスケジュール全員体調も崩ずすことなく、本当に充実しこの上のない研修旅行となりました。

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9月12日 (月)  オレンジ郡ダーマスクールに感激

今日は今回の研修旅行の目的、オレンジ郡仏教会のダーマスクール(ダーマは仏法という意味で日曜学校)へ参加しました。
ホテルから移動20分、9時半前には到着しました、一瞬お寺と他の公共施設がいっしょに立っているのかな?と思う位のつるつるに舗装された駐車場を中心に色々な建物がったっている。
体育館やアパート風なものがあちこちに立っていて、おや?と思いつつ、バスを降り案内されるまま、ホールのような会館へ案内されました。
そこには、少し年をとられた方が、十数人待機しておられる、日曜学校の視察なのに、
なんだろうか?
と思いつつ、10時からの日曜礼拝を持つ間、カメラを持ってウロウロ、本堂を事前に覗くと、長椅子の肘掛けには、厚紙に「MOMO」「KIKU」など、ローマ字とも英語ともつかぬ文字がマジックで書いて貼りつけてある、その中の2列に「Reserve」と書かれて貼りつけてある、これまたなんだろな?
10時になって分かりました、Reserveは私たちの席、ローマ字で書いてあるのは日曜学校のこども達の学年指定席の印、次第に集まるこども達の座りかたで分かってきた、しかも300席がこども達とスタッフ、保護者で埋まっていく。緊張しながら後ろを見ると、大人は立ち見席のようだ(あとで回った本堂脇の会館にもあふれんばかりの人がライブ中継のスクリーンの前におられました)、スゴイ!
お勤め『重誓偈:じゅうせいげ』、9.11テロ(現地時間は11日)の追悼の歌(あとでメンバーから詩の内容を聞いてわかった)を中学生の子どもが素晴らしく綺麗な声で歌う、そして、開教師さんがカエルのパペットを手にはめ、腹話術のようにこども達を楽しませながら、最後は変わることのないアミダブッタに感謝し、ナモアミダブツと称えようと、英語で法話、こういう仕方もあったかと、脱帽しました。
この日曜礼拝が一時間、その後私たちは2名ずつに分けられ、分級するこども達の各部屋を視察してくださいと言われ、しかも、二人に一人ずつ通訳のためにメンバーについてもらえました、この時はじめて、着いたときおられたお年寄りの意味が分かりました。英語と日本語どちらもきっちと話せる方は、なるほどこの世代だと納得しつつ、私たちのためにここまで準備をして下さる、体制のすごさにまたまた脱帽でした。
さて、分級をしている各教室、1才から高校1年生まで10クラス、体育館の2階小部屋まで使いそれぞれに先生(門徒)と3名ほどのアシスタント(高校生)がついて、それぞれ仏教や親鸞様について様々な方法で30分の学習。
毎週1回10年間、素晴らしい門徒が育っていくはずです。参りました。

昼食を通訳の方や幹部の方といっしょしながら意見交換会、50才前に見えるご婦人が、かつて日本に行ったとき、同じくらいの世代の日本人と話をして、
「なぜ日曜日お寺にお参りしないの?」と尋ねたら、
「お寺は年寄りの行くところ」
だと言われたが
「本当に、日本中そうなのですか?」
と。さびしそうな顔で質問されました。

この質問に、脳天から杭を思いっきり打ち込まれたように感じたのは、私だけではなかったでしょう。

オレンジ仏教会では赤ちゃんからお年寄りまで、毎週日曜日お寺に来ることは日常なのです。
その中心点が、阿弥陀如来とこども達、それを軸にお寺の活動のコマは周り続けているのです。

私がいつも考えていた想像のお寺像がここに現実の存在としてありました。

嗚呼、アメリカまで来て自分の目で確かめることができた、感激。


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9月11日 (日)  国境をまたぐ

今日は早朝から行動開始、アメリカ合衆国最南端の本願寺の寺、サンディエゴ仏教会への参拝日、アナハイムから150q高速ひた走って行きました。
サンディエゴ仏教会もお寺に着くなり、メンバー(門徒)の方々が、待ちかねたとばかり笑顔で私たちを2Fの本堂に案内してくださいました。
本堂では開教師の先生のお調声でお勤め、そしてご法話とこのお寺の歴史と現在のダーマスクール(日曜学校)のお話を聞きました。
サンディエゴに日系移民の方々が、このお寺を建て80年、お念仏の教えを護りつつ開拓をされた当時の苦労を思わずにはおれませんでした。
現在は270名のメンバー、日曜学校も毎週沢山の門徒の指導者たちが学年に分け、仏教・浄土真宗を間違いなく伝えておられます。
ただ、話を聞くなか、日系企業の進出で日本人は増えているがお寺への縁を持ってもらえない、しかも、3世・4世でこの地を離れて行かれる人もあり、現状を維持することが大変である。
そんな中、少しずつではあるが日系以外の方々(キリスト教系)が、仏教に改宗し、お寺を一生懸命盛り立てて下さるようになっている。
と、今日もお世話してくださる白人メンバーの笑顔がたまりませんでした。

日本でも少子化で門徒の減少を嘆くだけでなく、S学会などの新興宗教の人々をいかに本物の仏縁に遇ってもらうか、性根を据えねばと考えさせられました。

帰りがけ、開教師さんから、ここまで来たらメキシコ国境まで10分ほどで行けると聞き、アメリカとメキシコの国境線歩いて渡り、またいでみました。
そして、メキシコ国境の町ティファナでテキーラをあおり盛り上がってしまいました。
とにかく、ギラギラの太陽のように明るいメキシコ人、ロバに墨を塗ってシマウマだ乗って一枚1ドル、思わず「アミーゴ」楽しんでしまいました。

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9月10日 (土)  アメリカ第2日目

現地時間、午前3時半目が覚めた・・・もっとしっかり寝なければと思えば思うほど目が冴える。
仕方ないと、バスルームへ行って一服、アナハイム(LAデズニーランド隣)のホテル、上等だが部屋が禁煙室、仕方なく風呂の横に着いている換気扇のところで、タバコを吸わなければならない、情けないことだ。
さて、もうひと寝入り、隣のベッドではM上先生気持ち良さそうな寝息、やっぱり寝られない。

日本時間の午後8時頃、体内時計はまだ日本のままか、うたた寝をして目が覚めこれから事務仕事といった感覚が残っているようだ。
仕方なく、リビングに置いてあるパソコンを開けた(部屋にはLANが引かれている)スカイプには家と沖縄の長女がログイン中、アメリカと岐阜そして沖縄3ヶ所がネットで結ばれ、しばし会話、本当に不思議なことだ、とてもロサンゼルスに居るとは思えない。

もうすぐ夜が明ける、今日はこちらにいる親類と会う約束、今晩にはこの続きを書こう。

朝、9時ホテルの玄関には顔をほころばせながらみんなが集まってくる、今日はこの研修旅行で唯一のフリータイム、券売機で悪戦苦闘しながらバスチケットを買って、デズニーランド行きバスに乗っていった。

私のみ単独行動、アメリカにいる従弟たちがLAに住む鳩子の所に私のために集合、今日一日歓待を受けた。
ホテルから内陸部に一時間、荒野の一角が塀に囲まれた団地が広がっている、広々とした敷地にお風呂が4個も付いた家、しかも綺麗に整頓され、いたるところに家族の写真が飾ってあった。
日系4世の鳩子や従弟の連れあいは初対面しかも日本語は通じない、もどかしさ感じつつも、かつての故郷から来た親戚をもてなしてくれる、心意気に感激の1日だった。

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9月9日 (金)  長い1日

1日が長いのか短いのか???変
夕方飛行機に乗って出発、買い込んだ焼酎を飲んで必死に寝ようと試みる。
ひと寝入りすると窓は白んできた、もう朝か?
否、今朝に戻ったのだ!
現地時間、前日の朝8時半、日本時間夜中の12時半、一杯飲んでうたた寝したら、寝過ぎてしまったような錯覚・・・・これが時差ボケか?と思いつつもう寝られない、機内は何となく朝のざわめき。
現地ではまだ9月8日−−−今日はめちゃくちゃ長い日だ。

無事、ロサンゼルス空港に降り立ち入国、まず始めにロサンゼルス別院へ参拝、輪番さんやメンバー(門徒)の方々に熱烈歓迎、ほっとしました。

本堂では、輪番さんの調声でお勤め、内陣に上がるよう勧められたので、ジュータン敷きの内陣、靴を脱いで上がったら
「靴は脱がないで良いです」
と早速イエローカード、お内陣も土足、やっぱアメリカなんだと実感、そのうえ経卓に置いてある経本はローマ字で書いてある、空で読めるはずのお勤め、濁音・鼻音コケまくりでした。

ともあれ、ロサンゼルス仏教会の皆様に、感謝の研修旅行スタートです。

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9月8日 (木)  いよいよ出発

岐阜教区からは4人揃って新幹線に乗り新大阪へ、そこで「はるか」に乗り換え関空へ、余裕を持って来ただけに集合時間の2時間前に到着。
銀行で米ドルに換金、坊守から「お寺の緊急事態の時に指示できるようにしておいてよ」の言葉通り、海外用の携帯電話の手配。

近頃は便利です、空港のauショップ、サイン一つで貸してくれます。しかし、アメリカまで行っても首輪をつけられた犬のよう、紐で繋がれている、何とも不思議な感覚です。

さあ、腹ごしらえをしようと動き出したら、本山の部長さんや職員さんとバッタリ、「まだ早いから、いっしょに食事をしよう」と、レストランで乾杯(職員さん達は呑まないのが残念)いよいよ海外旅行モード全開。

一時リラックスし、定刻に集合場所に行くと見慣れた顔がぼつぼつとゴロゴロ荷物を押して集まってくる、チェックインを済ませ、VIPルームへ、コーヒーも出され灰皿も置いてある、いい感じ。
そこで結団式、これはあまり好きでない、輪袈裟をかけ堅苦しいのである。

ともあれこうして20名での北米開教区への海外研修が始まった。

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9月7日 (水)  台風のなか荷造り

台風14号、今回もまたたいした風もなく終わりました。
中学高校は1日休校自宅待機。
そんな中午前中のお参りにはカメラを持って出かけ、根尾川の増水を一枚。洪水警報の割にはたいした増水ではありませんでした。

午後のお寺参りがすんで、いよいよ明日出発する北米の荷造りです。
初日、叔父さんや従兄弟たちがロサンゼルスに集まるというのでお土産も忘れずに、着替えにあと何がいるのだろうか・・・?
久しぶりの海外旅行悩むところです。
今回の旅行は本山からの海外研修、私は付いて回りが好きなのに、どうしても団長さんをするように云われ、しぶしぶ受諾。
となると、ネクタイや上着も持って行かねばならず、気の重いことです。

こんな日程です−−−−
http://www2.hongwanji.or.jp/shonen/gyouji/yotei/0908_los.html

ともあれ、明日から7日間お寺を空けます、門徒の皆さん元気でいて下さい。

行った先からもネットが繋がれば、折々の事雑記に載せます。お楽しみに。

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